【NotebookLM エージェント】Gemini 3.5搭載で自律リサーチAIに進化した新機能・使い方・料金を徹底解説!

押さえておきたいポイント
  • NotebookLMがGemini 3.5とAntigravityを搭載し、自律型エージェントとして動作するリサーチAIへ進化
  • セキュアなクラウドコンピュータと100以上のソフトウェアスキルを統合し、コード実行・データ分析が可能に
  • PDF・XLSX・PPTX・チャートなど多彩な出力形式に対応し、成果物を直接ダウンロードできる

Googleが2026年6月9日、AI搭載リサーチツール「NotebookLM」に過去最大級のアップデートを実施しました!

今回の目玉は、チャットに搭載されたエージェント機能です。従来の「資料を読んで答えるツール」から「複雑な調査プロジェクトを自律的に推進するリサーチパートナー」へと大きく進化しています。基盤モデルにGemini 3.5とAntigravityが採用されたことで、NotebookLMのエージェントは複数ステップの調査を自分で計画・実行し、精度・信頼性ともに飛躍的な向上を遂げました。

とはいえ、「エージェントって具体的に何ができるの?」「無料で使えるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、NotebookLMのエージェント機能の概要から料金体系、具体的な使い方、業界別の活用シーンまでを徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください。

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NotebookLMのエージェント機能とは?

NotebookLM エージェントとは?
参考:https://blog.google/innovation-and-ai/products/notebooklm/better-research-notebooklm/

今回のアップデートは大きく3つの柱で構成されています。

1つ目がエージェント型チャットの搭載です。NotebookLMの基盤がGemini 3.5とAntigravityに切り替わり、回答の正確性と信頼性が向上しました。各ノートブックにはセキュアなクラウドコンピュータが搭載され、コードの記述と実行が可能になっています。また、100以上のキュレーション済みソフトウェアスキルが組み込まれており、エージェントがソース内の情報をより深く分析できるようになりました。

NotebookLM エージェントとは?
参考:https://blog.google/innovation-and-ai/products/notebooklm/better-research-notebooklm/

2つ目は出力フォーマットの大幅拡充です。これまでテキストベースの回答が中心だったNotebookLMが、PDFレポート(チャートや表を含む)、Excel形式のスプレッドシート、PowerPointスライド、データ可視化(PNG・SVG)、構造化データ(CSV・JSON)、さらにはNano Bananaによる画像生成にまで対応しました。生成した成果物はスタジオパネルから直接ダウンロードでき、生成後の編集も可能となっています。

NotebookLM エージェントとは?
参考:https://blog.google/innovation-and-ai/products/notebooklm/better-research-notebooklm/

3つ目はリサーチの開始ハードルの低下です。従来は自分でソースを用意して明確な調査方針を持つ必要がありましたが、エージェント機能の追加により漠然としたアイデアや問いかけからプロジェクトを始められるようになりました。NotebookLMのエージェントがチャット上でGoogle検索を活用し、関連性の高いソースを見つけてノートブックに追加してくれます。

Gemini 3.5 Flashについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

NotebookLMのエージェント機能の仕組み

NotebookLMのエージェント機能の仕組み

NotebookLMのエージェントを支えるアーキテクチャと動作原理についてご紹介します。

今回のエージェント機能の中核は、Gemini 3.5とAntigravityの統合にあります。Gemini 3.5はGoogleの最新大規模言語モデルであり、推論性能と長文脈理解力に優れています。一方のAntigravityは、Googleが開発したエージェント型のコード実行基盤で、ソフトウェアプロジェクトを複数の小タスクに分割し、それぞれを並列に処理できる仕組みを備えています。

実際の処理フローとしては、ユーザーがチャットで質問や指示を入力すると、まずGemini 3.5の推論エンジンが問いの解釈とタスクの分解を行います。そこからエージェントが必要に応じて、ノートブック内のソース検索、Google検索による外部ソースの発見、クラウドコンピュータ上でのコード実行といったステップを自律的に計画・実行します。

100以上のキュレーション済みスキルがあらかじめ組み込まれているため、データ分析やチャート生成、ファイルフォーマットの変換といった作業をスムーズにこなせます。

このアーキテクチャの特徴は、ソースグラウンディングの仕組みを維持したままエージェント機能を拡張した点にあります。回答の根拠は引き続きユーザーが登録した資料に紐づけて提示され、出典の明示が保たれています。つまり、エージェントが外部検索でソースを追加する場合でも、どの資料を採用するかはユーザーがコントロールできる設計です。

NotebookLMのエージェント機能の特徴

NotebookLM エージェントの特徴
参考:https://blog.google/innovation-and-ai/products/notebooklm/better-research-notebooklm/

Google公式が公開している社内評価では、エージェント搭載後のNotebookLMは、旧システムとの比較で平均65%以上の勝率(パリティを15ポイント上回る)を達成しています。この評価は5つのコア評価軸を対象に実施されたもので、「正確性・品質」「多言語対応」「大規模ドキュメント分析」「アーティファクト生成」「ウェブリサーチ」の各領域を網羅しています。

特に注目すべきは大規模ドキュメント分析における69.9%の勝率と、高度なウェブリサーチとソース探索における78.2%の勝率です。長文の報告書や書籍の要約、複数言語のソースを横断した調査といった、従来のNotebookLMが苦手としていた領域でエージェントが大幅な改善をもたらしています。

もう一つの大きな特徴は、チャット上で思考プロセスの可視化が行われるようになった点です。エージェントがどのような手順で情報を収集・分析し、結論に至ったのかを確認できるため、ユーザーは回答の妥当性をより深く検証できます。これは多くのユーザーから要望が出ていた透明性に関する改善であり、学術研究やビジネスレポートの作成において信頼性を高める重要な進化です。

NotebookLMのエージェント機能の安全性・制約

NotebookLMのエージェントが備えるセキュリティ設計と、2026年6月時点での制約事項も押さえておきましょう。

セキュリティ面では、エージェントのコード実行環境がセキュアなクラウドコンピュータとして各ノートブックに隔離されている点が重要です。ユーザーの資料やデータが他のノートブックと混在するリスクを低減する設計が取られています。

2026年6月時点での主な制約として、NotebookLMのエージェント機能はGoogle AI Ultraプラン加入者と、AI Ultra AccessおよびAI Expanded Accessを持つWorkspaceビジネスユーザーに限定されています。Googleは今後対象を拡大する予定としていますが、無料プランや下位プランのユーザーが利用できる時期は明らかになっていません。

NotebookLMのエージェント機能の料金

NotebookLMは単独で購入できるサービスではなく、Googleの各AIサブスクリプションプランに含まれる形で提供されています。2026年5月のGoogle I/O 2026で料金体系が再編され、2026年6月現在は以下のような構成になっています。

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プラン月額料金NotebookLMの主な上限
Standard(無料)0ドルノートブック100個、ソース50個/NB、日次チャット50回
Google AI Plus7.99ドル各上限が約2倍に拡張
Google AI Pro19.99ドル1Mトークンコンテキスト、上位機能へのアクセス
Google AI Ultra(20TB)99.99ドルソース500個/NB、日次チャット2,500回、エージェント機能対応
Google AI Ultra(30TB)200ドルソース600個/NB、日次チャット5,000回、エージェント機能対応
学生プラン9.99ドルGoogle AI Pro相当の機能
Workspace Business14ドル/ユーザー法人向け、AI Expanded Access対応
NotebookLMのエージェント機能の料金

エージェントチャットやコード実行、新出力フォーマットといった今回の目玉機能は、2026年6月時点ではGoogle AI UltraプランのユーザーAI Ultra AccessまたはAI Expanded Accessを持つWorkspaceビジネスユーザーから順次展開されています。無料プランでも100ノートブック・50ソース・日次50チャットといった基本機能は引き続き利用できますが、エージェント機能を体験するにはUltra以上への加入が必要です。

NotebookLMのエージェント機能のライセンス

NotebookLMはGoogleが提供するSaaS型のクローズドサービスであり、オープンソースのモデルとは異なるライセンス体系で運用されています。

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利用区分可否備考
商用利用⭕Google Workspace利用規約に準拠。ビジネス用途での利用が可能
成果物の編集・加工⭕エージェントが生成したレポートやチャートは自由に編集・二次利用が可能
再配布🔺成果物の再配布は可能だが、サービスそのものの再配布は不可
特許利用個別の特許ライセンスは付与されていない。Google利用規約に準拠
私的利用⭕無料プランでも個人利用が可能
NotebookLMのエージェント機能のライセンス

NotebookLMのエージェントが生成したレポートやスライド、チャートなどの成果物は、利用規約の範囲内でビジネスや研究に自由に活用できます。

ただし、アップロードしたソースに著作物が含まれる場合は、その著作権上の取り扱いに注意が必要です。また、Googleのプライバシーポリシーに基づいてデータが管理されるため、機密性の高い情報を扱う法人ユーザーには、NotebookLM Enterprise(Google Cloud経由)の利用も選択肢に入ってくるでしょう。

NotebookLMのエージェント機能の使い方

ここからは、エージェント機能が搭載されたNotebookLMを実際に使い始めるまでの手順を、ステップ・バイ・ステップでご紹介していきます。

STEP

NotebookLMにアクセスしてノートブックを作成する

まずはNotebookLMにアクセスし、Googleアカウントでログインします。ログイン後、ダッシュボード画面の「ノートブックを新規作成」ボタンをクリックすると、空のノートブックが生成されます。

NotebookLMのエージェント機能の使い方

この時点でGoogle AI Ultraプランに加入していれば、Gemini 3.5とAntigravityベースのエージェント機能が自動的に有効化されます。プランの確認は画面右上のアカウントメニューから行うことができるかと思います。

STEP

ソースをアップロードする

ノートブックを作成したら、次に調査対象となるソースを追加します。対応しているソース形式は、PDF、Google Docs、Google Slides、Webリンク、Word文書、CSVファイル、画像、YouTube動画(字幕付き)など多岐にわたります。

「ソースを追加」ボタンからファイルをドラッグ&ドロップするか、GoogleドライブやURLを指定してインポートします。Ultraプランでは1ノートブックあたり最大500〜600ソースまで追加でき、大規模な調査プロジェクトにも対応可能です。

STEP

エージェントにアイデアベースでリサーチを任せる(新機能)

NotebookLMのエージェント機能の使い方
参考:https://blog.google/innovation-and-ai/products/notebooklm/better-research-notebooklm/

今回のエージェント機能の目玉の一つです。従来はソースを事前に揃えてからでないと有効に使えませんでしたが、エージェントの導入により漠然としたアイデアや質問をチャットに投げるだけでリサーチを始められます。

例えば、「再生可能エネルギーの最新動向を調べたい」と入力すると、エージェントがGoogle検索を活用して関連性の高いソースを提案してくれます。提案されたソースはワンクリックでノートブックに追加でき、そのまま深堀り分析に進めます。どのソースを採用するかはユーザー自身が管理できるため、信頼性の担保も可能です。

STEP

エージェントにデータ分析と成果物生成を指示する(新機能)

ソースが揃ったら、チャットパネルから質問や分析指示を入力します。例えば、「各国の再生可能エネルギー比率を比較するチャートを作成して」と依頼すると、エージェントがソースからデータを抽出し、クラウドコンピュータ上でコードを実行してチャートを自動生成します。

処理の過程ではエージェントの思考ステップが表示されるため、どのような手順で分析を進めたのかを確認できます。生成された成果物はスタジオパネルに表示され、PDF・XLSX・PPTX・CSVなどの形式で直接ダウンロードできます。

STEP

成果物を編集・ダウンロードする

スタジオパネルに生成された成果物は、その場で編集を加えることも可能です。例えば、PDFレポートの表現を調整したり、チャートの色味を変更したりといった微調整ができます。

編集が完了したら、ダウンロードボタンからローカル環境にファイルを保存します。ここで作成した成果物は、そのままチームへの共有やクライアントへのプレゼンテーション資料として活用できます。

【業界別】NotebookLMのエージェント機能の活用シーン

エージェント化したNotebookLMは、業界を問わず幅広いシーンで活用できるポテンシャルを持っています。ここからは代表的な活用例を業界別に紹介します。

学術・研究機関

研究者にとって、NotebookLMのエージェント機能は大きなインパクトがあります。

複数言語の論文をソースとして登録し、「これらの論文に共通する研究手法の傾向を分析して」と指示すれば、エージェントが横断的な分析を行い、チャート付きのPDFレポートとして出力してくれます。これまで数日かかっていた文献レビューの初期段階を大幅に短縮できるでしょう。

教育業界における生成AI活用について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

コンサルティング・経営企画

コンサルティング業界においては、クライアント向けの調査レポートやプレゼンテーション資料の作成を効率化できます。市場データのCSVファイルと業界レポートのPDFを登録し、分析結果をPowerPointスライドとして自動生成する使い方が考えられます。

Google公式ブログでも、データアナリストが各国のデータを統合してレポートを作成するエージェント活用ワークフローが紹介されています。

生成AIコンサルティング企業について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

中小企業・スモールビジネス

中小企業やスモールビジネスにおいては、売上データやマーケティング費用のスプレッドシートをNotebookLMに登録し、エージェントにキャンペーンの費用対効果分析を依頼するといった使い方が可能です。

Google公式ブログでは、ジムのオーナーが広告費と売上データをエージェントに分析させ、他都市への展開判断に活用するケースが紹介されています。

中小企業の生成AI活用事例について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

【課題別】NotebookLMのエージェント機能が解決できること

ここからは、ビジネスや研究の現場で頻出する課題に対して、NotebookLMのエージェント機能がどのように解決策を提供するかを整理していきましょう。

複数ソースの横断分析の効率化

大量のPDFやスプレッドシートを手作業で突き合わせる作業は、どの業界でも大きな負担だと思います。

そこでNotebookLMのエージェントがコード実行機能を活用し、複数ソースのデータを自動で統合・分析してチャートやレポートとして出力してくれます。評価では大規模ドキュメント分析で69.9%の勝率を達成しており、長文資料の処理に強い設計です。

信頼できるソースの探索効率化

調査プロジェクトの初期段階で、質の高いソースを見つけ出す作業は意外と時間を要します。

今回のエージェント機能では、Google検索を活用したソース自動探索が加わり、関連するウェブ上の情報をエージェントが提案してくれます。外国語の一次資料を探す場合にも有効で、多言語対応の強化により言語の壁を超えた調査が可能になるでしょう。

分析結果をそのまま提出用の資料に仕上げる

分析そのものはできても、その結果をPDFレポートやPowerPointスライドに整形する作業が別途必要になるケースは多いでしょう。

NotebookLMのエージェントなら、分析からフォーマット済み成果物の生成まで一気通貫で対応してくれます。XLSX・PPTX・CSV・PDFなど実務で使われる形式に直接出力できるため、別ツールでの再加工が不要になります。

よくある質問

最後に、NotebookLMのエージェント機能について、多くの方が気になるであろう質問とその回答をご紹介します。

NotebookLMのエージェント機能は無料プランでも使えますか?

いいえ、2026年6月時点では、エージェントチャットやコード実行、新出力フォーマットといった新機能はGoogle AI UltraプランおよびAI Ultra AccessまたはAI Expanded Accessを持つWorkspaceビジネスプランの加入者を対象に展開されています。無料プランでも従来のNotebookLM機能(ソース登録、チャット、Audio Overviewなど)は引き続き利用できます。Googleは今後対象を拡大する予定としていますが、具体的なスケジュールは公表されていません。

NotebookLMのエージェントが対応する出力形式にはどんなものがありますか?

今回追加された出力形式は、データ可視化(PNG・SVG)、ドキュメント(PDF・docx・Markdown・テキストファイル)、Nano Bananaによる画像(PNG・JPG・GIF)、構造化データ(CSV・JSON)、Microsoft Excel(XLSX)、Microsoft PowerPoint(PPTX)です。Googleは今後さらに対応フォーマットを追加する計画を示しています。

Antigravityとは何ですか?

Antigravityは、Googleが開発したエージェント型のコード実行・開発基盤です。ソフトウェアプロジェクトを複数の小タスクに分割し、各タスクを個別のAIエージェントに割り当てて並列処理できる仕組みを持っています。NotebookLMでは、このAntigravityを活用して各ノートブックにセキュアなクラウドコンピュータを提供し、エージェントがコードを記述・実行できるようにしています。

NotebookLMのエージェント機能でリサーチ効率を最大化しよう!

NotebookLMは今回のアップデートにより、単なる資料読解ツールから自律型エージェントが動くリサーチプラットフォームへと大きく進化しました。Gemini 3.5とAntigravityによる高度な推論、コード実行環境の搭載、そしてPDFからPowerPointまで網羅する出力形式の拡充は、調査・分析・資料作成というワークフロー全体をNotebookLM一つで完結させることを可能にしています。

2026年6月時点ではGoogle AI Ultra以上のプランが必要ですが、エージェントによる調査自動化の恩恵を考えれば十分に検討に値する機能強化です。まずは無料プランで基本機能を体験し、より高度なリサーチが必要になった段階でプランの変更を検討してみてください。

最後に

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