Obsidianとは?無料で始める高性能メモアプリの使い方・活用事例を徹底解説

押さえておきたいポイント
  • 個人利用においては、基本機能を無料で使用できる
  • インターネット接続がなくても閲覧・編集が可能
  • シンプルな記法でテキストの装飾や構造化ができ、他のマークダウンエディタとの互換性も高い

「メモを取っているのに、あとから見つからない。」「ノートアプリを使っているのに、情報がつながらない。」

仕事のメモ、読書記録、アイデア、日報。情報は増え続ける一方で、整理の仕方が追いつかないという声は少なくありません。そんな悩みを解決するのが、Obsidian(オブシディアン)というツールです。Obsidianとは、ノート同士をリンクで結び、知識をネットワークとして管理できるナレッジ管理(情報をまとめて管理する)ツールです。

今回は、Obsidianの概要や特徴について詳しく解説します。使い方や使ってみた様子もスクリーンショットを交えながら丁寧に解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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Obsidianとは

参考:https://obsidian.md/

Obsidianとはマークダウン形式のエディタで、情報整理や記録ができるナレッジ管理ツールです。

単純にメモアプリとして利用することも可能ですが、Obsidianのすごいところは作成したノート同士を相互リンクで繋げることができるため、自分だけの知識ネットワークを構築できる点です。

また、Notionなどクラウド上で情報を管理する便利なノートアプリはたくさんありますが、Obsidianは全てローカルでデータ管理を行うため、情報漏洩リスクが低く、インターネット障害の発生時やネット環境が不安定になる移動中でもストレスフリーで利用できます。

さらに、有料オプションでありますがデバイス間でノートを同期する機能も完備されているため、幅広いシーンで活用できる汎用性の高さも兼ね備えているツールです。

NotionAIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

アップデート情報

2025年8月に公開された「Obsidian Copilot 3.0.0/3.0.1」では、AIの使い勝手が大きく進化しました。ノートの内容を自動で要約してくれたり、YouTube動画を文字に起こして要点をまとめてくれたりと、日々の作業を助ける機能が増えています。

Vault内の検索もより精度が高まり、欲しいノートをすぐに見つけられるように。また、画像認識の機能が無料ユーザーにも開放され、メモ作成や情報整理の効率が上がりました。

文章を選んでその場でAIに要約や変換させられる「インラインクイックコマンド」も加わり、作業の流れを止めずに活用できるのも魅力です。これらのアップデートによって、Obsidianは日常的に使いやすい頼れるツールへと進化しています。

Obsidianの特徴

ナレッジ管理ツールとして人気のあるObsidianですが、なぜNotionなどのツールと同じぐらい人気があるのでしょうか。まずは、Obsidianの特徴についてご紹介します。

無料で使える

Obsidianは基本的にサインアップも不要で無料で全ての利用が可能です。

しかし、デバイス間でのメモの同期やノートをWEB上に公開するなど、一部機能については有料オプションに加入しないと利用できませんが、ノートアプリとして個人的に利用する分には無料で手軽に利用することができます。

オフラインで使える

Notionなど多くのユーザーが利用しているメモアプリは、クラウド上でデータを管理しているサービスが多いためオンライン状態ではないと利用できません。

それに対して、Obsidianはデータ管理はデバイス上で行うためオフラインで利用できるため、情報漏洩リスクが低く、インターネット障害の発生時やネット環境が不安定になる移動中でもストレスフリーで利用できます。

カスタマイズが可能

さまざまなツールで独自のショートカットキーが設定されていることが多々ありますが、デフォルトのままでは使いづらい場合があり、ショートカットキーを変更したくてもできないツールが多いのが現状です。

しかし、Obsidianはショートカットキーを自分好みにカスタマイズすることが可能です。さらに、カスタムCSS機能を活用すれば行間やデザインなどもカスタマイズできるため自分好みのツールを作り上げることができます。

プラグインが豊富にある

Obsidianにはプラグインが豊富に用意されているため、プログラミングが苦手な方でも簡単に便利なツールへとカスタマイズすることができます。

公開されているプラグインの多くは個人で作成されたものなので、ある日突然アップデートが止まってしまうということもありますが、手軽に便利な機能を追加できるのでObsidianを効率よく利用するためにはプラグインの導入は必須と言えるでしょう。

デバイス間で同期できる

Obsidianはオフラインで利用できるナレッジ管理ツールとして有名ですが、有料オプションのObsidian Syncに加入することでデバイス間でノートなどを同期することが可能です。

同期される内容はノートだけではなく、導入したプラグインなども反映されているためデバイス間で操作感が変わるということもなく出先で利用したいと考えている人には便利な機能と言えるでしょう

視覚的にメモを整理できる

Obsidianで管理されているデータは、Canvasを使えば視覚的に情報をまとめることができます。

Canvas
参考:https://obsidian.md/canvas?utm_source=chatgpt.com

上記画像のようにメモと一緒に画像を埋め込めたり、矢印や枠で囲ったりと管理しているデータについては、視覚的にわかりやすいようにまとめることができます。

また、これらの操作は直感的にできるようになっており、誰でも簡単に情報を見やすくまとめることができます。

Web上の情報も簡単にまとめることができる

ObsidianのWeb Clipper機能をお使いのブラウザに追加することで、Web上で調べた情報の必要な部分だけ切り取り、まとめた情報をObsidianに保存することができます。

保存方法も指定した部分だけ部分クリップする方法や、必要なテキスト部分だけマーカーを引いてその部分だけを抽出する方法などさまざまあり、対応しているブラウザも幅広いのが特徴です。

Obsidianの使い方

次に、Obsidianの使い方についてご紹介します。

まずは、Obsidianの公式サイトのダウンロードページにアクセスします。

参考:https://obsidian.md/download

アクセスすると上記の画面になるため、画面下部のダウンロードボタンをクリックしてください。

ダウンロードが完了したらダウンロードしたファイルを実行し、インストールを行ってください。基本的には「次へ」をクリックすれば問題なくインストールが完了します。

インストールが無事に完了すると、上記のようにObsidianが起動します。

デフォルトでは英語表記になっているため、日本語に変更したい場合は上記画像の通り、赤枠部分の言語選択で日本語を選択しましょう。

次に、情報を保管する場所の選択をする必要があるために、赤枠の「作成」をクリックしてください。

すると上記のような画面に推移するため、「保管庫の名前」と「ロケーション」からデータの保存場所を選択してください。

ちなみに、データの保存場所はオンラインストレージにも設定できるため、オンラインで情報を同期したい場合はロケーションでオンラインストレージを選択しましょう。

ここまでの作業が完了し、上記のようにObsidianが起動すれば初期設定は完了です。

Obsidianを使ってみた!

初期設定が完了したので、早速Obsidianを使ってみたいと思います。

今回は、例として自社オウンドメディアのマニュアルを作成していきたいと思います。

まずは、わかりやすいように「新規フォルダ」を作成していきます。新規フォルダの作成は画面右上の赤枠から行います。

フォルダ名は好きなように変更できるため、今回は「オウンドメディア運用」というフォルダに設定しました。

フォルダが完成したらいよいよノートを作成していきます。ノートの作成方法は画面右上の赤枠から作成します。

ノートが作成できたらあとは、内容を記載していくだけです。

記事のタイトルは、「無題のファイル」部分を編集することで変更できます。また、Obsidianでは見出しを設定することが可能で、コマンドも下記の通りとても簡単でわかりやすい仕様となっています。

  • 大見出し:##+半角スペース+内容
  • 中見出し:###+半角スペース+内容
  • 小見出し:####+半角スペース+内容
タグの活用

ノートのフォルダ移動については、左のサイドバーから移動させたいノートを移動先のフォルダにドラッグ&ドロップするだけで簡単に移動が可能です。

タグを活用することで簡単に他のノートとグループ化を行うことができます。

例えば、上記マニュアルの中に「タイトルと見出し」という見出しがあります。ここでは簡単にタイトルと見出しの付け方のルールが記載されていますが、実際にはより詳しいマニュアルが別に存在することがあり、一回一回別のマニュアルを探すことは大変でしょう。

そのような状況になった場合でも簡単に目的のノートを探し出せるように、上記のようにタグを設置しておくことで、同じタグで紐付いたノートにすぐにアクセスできるようになります。

タグの設置方法は下記の通りです

  • 半角スペース+#内容+半角スペース
  • ※記号は「_」もしくは「-」のみ利用可能

もちろん、タグを挿入する部分は自由に選択できるため、文章の途中や冒頭など関連する部分へダイレクトにアクセスできるのでとても便利です。

タグ付けした部分については左のタスクバーに表示されるため、直感的に目的のノートを探し出すことができます。

今回は、簡単にノートをタグで紐付けて利用するまでを行いましたが、直感的に操作できるのでとても扱いやすく、もっと細かく設定を行っていけば欲しい情報へ簡単に辿り着くことができるでしょう。

Obsidianの活用事例

Obsidianは「ただのノートアプリ」ではなく、日々の生活や学びを形に変えてくれる心強いツールです。ここでは、自己分析・読書記録・情報整理の3つの実例を紹介します。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

自己分析

あるユーザーは、Obsidianを日々の振り返りやジャーナリングに活用しています。1日の出来事や心の動きをざっと書き出し、それをAIにかけて分析・要約・アイデア化。

単なる日記では終わらず、自分を客観的に見つめ直す「書く瞑想」の場になっているそうです。

読書記録

別のユーザーは、YouTubeとObsidianをつなげて読書記録を自動化。Commanderプラグインを使い、動画の埋め込みから文字起こし、AI要約、テンプレ挿入までワンアクションで完結しています。

効率的に読書日記が続けやすくなり、感想や学びをすぐ残せる環境を実現しました。

情報整理

Gemini CLIと組み合わせて400本のノートをわずか30分で整理したという事例もあります。AIが自動でカテゴリ分けやタグ付けをしてくれるため、散らかりがちな情報もすっきり。自分の知識を見渡しやすくなり、効率的なナレッジマネジメントを可能にしています。

Obsidianのおすすめプラグイン

Obsidianは直感的に利用できる便利なツールですが、カスタマイズすることでさらに便利なツールへと生まれ変わります。次に、Obsidianで使えるおすすめのプラグインをご紹介します。

Dataview

Dataviewとは、Obsidian内にある情報をデータベーツのように扱い、特定の条件で欲しい情報を検索できる機能です。

例えば更新した日付や特定の単語が入っているもの、特定のタグをつけた情報だけの表示など、さまざまな方法で情報を検索することが可能となります。

Thino

Thinoは、思いついたアイデアやちょっとした出来事などをSNSのような“つぶやき”感覚でメモ残せるプラグインです。

つぶやいたメモはタイムライン形式で保存され、つぶやいた時間やタグ付けすることで簡単にメモを呼び出すことができるため、手軽に残せるメモ機能として活躍します。

Calendar

Calendarはその名の通りサイドバーにカレンダーを表示させる機能で、日付をクリックすることでデイリーノートを自動で作成することが可能です。

これにより、その日行ったタスクを簡単にまとめることができるだけではなく、過去に行ったタスクも瞬時に確認することができます。

Obsidianの料金プラン

冒頭でもご紹介した通り、Obsidianは基本的にユーザー登録なしで無料で利用できますサインアップも不要で、ノート作成・リンク・Canvas・Basesなどのコア機能はすべて無料で使用可能です

有料オプションとしてデバイス間の同期やノートをWEBに公開できる機能などを追加することができます。

Sync

Syncは、ノートを複数端末で安全に同期したい方向けのサービスです。単なるファイル同期ではなく、AES-256によるエンドツーエンド暗号化や履歴管理機能が含まれています。

iCloudや、Googleドライブなどのクラウドサービスを使えば無料で共有することも可能ですが、OS上の制約があったりサービスによっては同期に時間がかかったりと何かと不都合も多いため、安全かつ簡単に同期したい場合はSyncがおすすめです。

Publish

Publishは、ノートをそのままWebサイトとして公開できるサービスです。「Sync」と「Publish」は用途が異なるため、目的に応じて選択しましょう。

Obsidianのサポートライセンスとは?

​​Obsidianは基本機能を無料で提供していますが、開発を支援するための任意のサポートライセンスが用意されています。

公式では「100% user-supported」と明記されており、投資家資本ではなく、ユーザー支援によって運営されています。そのため、商用利用に支払いは必須ではありませんが、組織や個人が任意で開発を支援できるライセンスになっています。

Catalyst買い切り型の支援ライセンスです。購入するとベータ版の早期アクセスや限定バッジなどの特典があります。

スクロールできます
特典Insider ($25)Supporter ($50)VIP ($100)
新バージョンの早期アクセス
開発用限定チャンネル参加(#insider-desktop / #insider-mobile)
ラウンジチャンネル参加(#vip-lounge)
Insiderバッジ
Supporterバッジ
VIPバッジ
支援金額(USD)$25$50$100
Catalyst tiersの内容比較

Catalystは機能を拡張するライセンスではなく、あくまで開発支援とコミュニティ特典が中心です。

一方、Commercialライセンスは企業向けの支援制度です。以前は企業利用する際は必須とされていましたが、2026年2月時点では任意の支援ライセンスとなっています。1年で1ユーザーあたり$50となっており、「大量購入やその他のお問い合わせは、sup port@obsidian.mdまでご連絡ください。」と記載されています。詳しくは公式ページをご確認ください。

Obsidianの商用利用について

2025年2月20日に公式ブログから商用利用について下記のような文言が記載された記事が投稿されました。

Previously, people at companies with two or more employees were required to purchase a Commercial license to use Obsidian for work. Going forward, the Commercial license is no longer required, but remains an optional way for organizations to support Obsidian, similar to the Catalyst license for individuals.

引用:Obsidian is now free for work

翻訳

これまでは、2人以上の従業員がいる企業でObsidianを業務で使用するためには、Commercialライセンスを購入する必要がありました。今後、商用ライセンスは必須ではなくなりますが、個人向けのCatalystライセンスと同様に、Obsidianをサポートする組織のオプションとして残ります。

上記の通り、以前は個人利用のみ無料で許可されていましたが、2025年2月20日以降は2名以上従業員のいる企業での商用利用についても無料で利用できるようになりました。

なお、生成AIにおけるリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Obsidianを利用する際の注意点

Obsidianは便利なプラグインが多くありますが、入れすぎるとどうしても動作が重くなりがちです。特に外部の開発者が作ったものは更新が止まってしまうケースもあるので、時々チェックしましょう。

ノートは自動保存されるとはいえ、データはパソコンだけに置かず、外部ストレージなどにも定期的にバックアップしておくとより安全です。また、最近はAI機能がどんどん高まっていますが、その分プライバシー面には注意が必要です。自分のノートが外部サービスに送られないよう、設定やアクセス権限を一度見直しておくと安心して使えます。

Obsidianのよくある質問

Obsidianはユーザーデータを保存・アクセスできますか?

いいえ。Obsidian はユーザーの個人情報を共有せずに使用できます。データはすべてローカルデバイスに保存され、Obsidian 側からアクセスすることはできません。

Obsidian Syncを使用する場合、データの安全性はどうなっていますか?

Obsidian Syncを利用すると、データはAES-256によるエンドツーエンド暗号化で保護されます。そのため、Obsidianが内容を確認することはできません。

商用利用する場合は料金がかかりますか?

Obsidianには商用ライセンスが存在しますが、商用ライセンスを購入しなくても少量利用可能なので、無料で利用できます。

インターネットに接続できない環境でも利用できますか?

Obsidianは完全オフラインでも利用可能です。

Obsidianを活用してみよう!

Obsidiaは直感的に操作できる使いやすさと無料で商用利用ができるという点でとても使い勝手のいいツールです。

今回は、タグで情報を紐付けしてみましたが一瞬で欲しい情報に辿り着けるため、作業効率が格段に上がりますし、プラグインを活用することでより便利なナレッジ管理ツールとなるでしょう。

自分好みにカスタマイズができるので、今利用しているノートアプリに不満が少しでもあるのであれば、無料で利用できるObsidianを一度導入してみてはいかがでしょうか。

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最後に

いかがだったでしょうか?

Obsidianのようなナレッジ管理ツールや生成AIの活用は、情報の蓄積だけでなく“活かす”フェーズへと進化しています。自社の業務にどう組み込むか、何から始めればいいかお悩みの方も多いのではないでしょうか?

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