
CodexとClaudeのOpusって何が違うの?
どっちを使うのがいいんだろう…
話題のCodexとClaudeのOpus、どちらを使おうか悩んでいる人は多いですよね。
使い勝手やコスパなど、両方の詳細を把握してから使うべきかを決めたい人もいるはず。
そこでこの記事では次のトピック別に、CodexとOpusの違いを解説します。
CodexとOpusの使い分け方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- Codexはコード生成特化、Opusは汎用的な文章・推論に強い
- サブスク料金はCodexが月額200ドル、Opusは月額20ドル
- アウトプットがコードならCodex、分析や文章ならOpusが最適
【特徴】CodexとOpusの違い
CodexとOpusは、開発元と設計思想がまったく異なるAIモデルです。Codexはコード生成に特化し、Opusは高度な推論と文章生成を得意とします。
ここからはCodexとOpusの特徴を、2つにまとめて解説します。
Codexとは
Codexは、OpenAIが開発したコード生成に特化したAIエージェントです。
ChatGPT上で動作する仕組みで、クラウドベースのソフトウェアエンジニアリングエージェントとして提供されています。ユーザーが自然言語でタスクを指示すると、コードの読解・修正・実行まで自動で処理可能です。
たとえば「エラーハンドリングを追加して」と指示するだけで済みます。Codexが該当箇所を特定し、修正コードを生成してくれるのです。GitHubリポジトリとの連携にも対応しています。プルリクエストの作成まで自動化できる点が大きな強みです。
Codexは、コード関連の作業を効率化したいエンジニアやプログラミング学習者に向いています。
Opusとは
Opusは、Anthropicが開発したClaude 3シリーズの最上位モデルです。正式名称はClaude Opusで、2024年3月にリリースされました。
最大の特徴は、複雑な推論力と長文処理の精度にあります。20万トークンという大きなコンテキストウィンドウがあり、長い文書の要約や分析でも優れた性能を発揮します。
具体的には、法律文書の要約や学術論文の分析が得意です。高度な読みとき力がもとめられるタスクで強みを発揮します。コーディング支援も可能ですが、あくまで汎用言語モデルとしての一部機能にとどまります。
文章の品質や論理的な思考力を重視する場面では、Opusが適しています。
【料金】CodexとOpusの違い
CodexとOpusでは、料金体系の仕組み自体が大きく異なります。
次の表で両者の料金を比較します。
| 利用方法 | サブスク料金 | API入力単価 | API出力単価 | 無料利用 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Codex | ChatGPT Pro / API | 月額1万5,800円(100ドル)~※Pro | 100万トークンあたり約31円(0.2ドル)~ | 100万トークンあたり約189円(1.20ドル)~ | 無料プラン(機能制限あり) |
| Opus | Claude Pro / API | 月額2,844円(18ドル)~※Pro | 100万トークンあたり約790円(5ドル)~ | 100万トークンあたり約3,950円(25ドル)~ | 無料プラン(回数制限あり) |
※2026年8月時点の為替レート「1ドル158円」で換算しています。
Codexをフル活用するには、ChatGPT Proプラン(月額200ドル)への加入が必要です。一方、OpusはClaude Proプラン(月額20ドル)で利用でき、月額費用には差があります。
API単価は使用できるモデルなどに差があるため、単純な比較はできません。ただし、最も安いモデルを比較すると出力・入力コストともにCodexに軍配が上がります。ただし、Codexはコード生成に特化しており、1回のタスクで大量のトークンを消費する傾向にあります。
さらに性能の低いモデルであれば安いものの、最も性能の高いモデルであればOpusと遜色ない金額です。
コスト面だけで判断するなら、まずClaude ProでOpusを試すのがおすすめです。コード生成の自動化が必要になった段階で、Codexを検討しましょう。
【できること】CodexとOpusの違い
CodexとOpusは、得意な領域と苦手な領域がはっきり分かれています。それぞれの強みを理解しておくと、適切に使い分けることが可能です。
ここからはCodexとOpusの得意・不得意を、2つにまとめて解説します。
Codexが得意/不得意なこと
Codexは、コードの生成・修正・実行を一気通貫で処理できる点が最大の強みです。
得意なことは、次のとおりです。
- 自然言語からのコード生成(Python、JavaScript、TypeScriptなど)
- 既存コードのバグ修正とリファクタリング
- GitHubリポジトリと連携した自動プルリクエスト作成
- テストコードの自動生成と実行
- マルチエージェント構成による並列タスク処理
Codexはプロンプトからコードを生成したり、既存コードのバグを修正したりする作業が得意です。メインコードの生成だけでなく、テストコードの作成・実行もできます。並列タスク処理機能を利用すれば、コーディング作業を大幅に削減可能です。
一方、不得意なこともあります。
- 長文の文章作成や要約(小説、レポートなど)
- 感情のニュアンスを含む対話
- 法律・医療など専門知識にもとづく判断
- 画像や音声の処理
Codexは、ソフトウェア開発に特化して設計されています。コーディング以外の用途には向かないため、文章生成や分析が必要なタスクには別のモデルを選びましょう。
Opusが得意/不得意なこと
Opusは、幅広いタスクに対応できる汎用性が強みです。
得意なことは、次のとおりです。
- 長文の要約・分析(論文、契約書、レポートなど)
- 複雑な推論をともなう質疑応答
- 多言語での高品質な翻訳
- コードの解説やレビュー
- クリエイティブなライティング(コピー、ストーリー生成)
Opusは幅広いタスクに対応可能で、とくに長文の要約や分析、ライティングなど文章読解・作成に強いです。文章の雰囲気や、想定読者に合わせた文章生成も指示できます。
一方、不得意なこともあります。
- コードの自動実行やデプロイ
- GitHubとの直接連携によるプルリクエスト作成
- リアルタイムのウェブ検索
- 大規模プロジェクト全体の自動コード管理
Opusは、コードを「書く」「読む」「レビューする」作業に対応できます。ただし、コードの実行環境がないため、プログラムを動かす作業はできません。Opusでコードを作成した場合、別環境にコピーして動作確認する手間がかかります。
コードの実行まで自動化したい場合は、CodexやClaude Codeの利用がおすすめです。
【性能】CodexとOpusの違い
CodexとOpusの性能を、主要なベンチマークスコアで比較すると次のとおりです。
| ベンチマーク | Codex(codex-1) | Opus(Claude 3 Opus) |
|---|---|---|
| SWE-bench Verified(コーディング) | 63.0% | 22.4% |
| HumanEval(コード生成) | 非公開 | 84.9% |
| MMLU(一般知識) | 非公開 | 86.8% |
| GPQA Diamond(専門推論) | 非公開 | 50.4% |
| MATH(数学) | 非公開 | 60.1% |
SWE-bench Verifiedは、実際のGitHubイシューを解決できるかを測る指標です。Codexは63.0%という高いスコアを記録しており、コーディングの実力がわかります。
Opusは、一般知識を測るMMLUで86.8%を記録しています。数学のMATHでも60.1%と、幅広い分野で安定したスコアです。コーディング特化の指標ではCodexに劣ります。ただし、汎用的な知識と推論力ではOpusが上回っています。
なお、2026年8月時点でAnthropicはClaude 4 Opusをリリース済みです。後継モデルでは性能がさらに向上しているため、最新情報はAnthropic公式サイトで確認してください。
性能面での選び方をまとめると、コード生成の自動化にはCodex、幅広い知識と推論が必要な場面にはOpusが適しています。
CodexでOpusは使える?
結論として、CodexでOpusを直接使うことはできません。
CodexはOpenAIが開発した製品です。OpusはAnthropicが開発したClaudeシリーズのモデルです。別の企業が提供する独立したサービスのため、Codex上でOpusを呼び出す機能は用意されていません。
ただし、間接的に組み合わせる方法はあります。たとえば次のような使い方が考えられます。
- Opusで要件定義や設計書を作成し、Codexにコード生成を依頼する
- Opusでコードレビューの観点を整理し、Codexで修正を実行する
- Claude Codeでローカル環境のコーディングを行い、Codexでクラウド上のリポジトリ管理を担当する
ローカルLLMとの併用も選択肢の1つです。Qwenなどのオープンソースモデルをローカル環境で動かしつつ、クラウド側の作業をCodexで処理する構成も実用的といえます。
重要なのは、1つのツールにすべてを任せない発想です。タスクの性質に合わせて複数のツールを組み合わせましょう。CodexとOpusは競合ではなく、役割の異なる補完関係にあります。
CodexとOpusの使い分け方
CodexとOpusの使い分けで迷ったら、「最終アウトプットがコードかどうか」を基準に判断するのがおすすめです。
具体的な使い分けの目安を、次の表にまとめます。
| やりたいこと | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| Webアプリの新規開発 | Codex | コード生成から実行、PR作成まで自動化できる |
| 既存コードのバグ修正 | Codex | GitHubリポジトリと連携し、修正を即座に反映できる |
| 設計書・仕様書の作成 | Opus | 長文の構造化と論理的な文章生成に強い |
| 学術論文の要約・分析 | Opus | 20万トークンの長文を正確に処理できる |
| コードレビュー | Opus | コードの品質や設計上の問題点を言語化できる |
| テストコードの自動生成 | Codex | テストの実行まで一括で対応できる |
| 多言語翻訳 | Opus | 自然で読みやすい翻訳文を生成できる |
| チーム開発の並列タスク | Codex | マルチエージェント構成で複数タスクを同時処理できる |
たとえば、個人開発者がWebアプリを作る場合を考えてみましょう。まず、Opusで画面設計やデータベース構造を整理します。設計が固まったら、Codexにリポジトリを接続してコード生成を始める流れです。
チーム開発なら、Codexのマルチエージェント機能が役立ちます。フロントエンドとバックエンドを並列で進められるため、開発スピードが向上します。
一方、レポート作成やリサーチが中心の業務なら、Opusだけで十分です。コストも月額20ドルと手ごろなため、まずはOpusから始めましょう。
コード生成の自動化が必要になったタイミングで、Codexを追加するのがおすすめです。
まとめ
今回は、CodexとOpusの違いを解説しました。
Codexはコードの作成・修正、テスト作業などに強いです。一方でOpusは推論性能の高さが魅力で、文章生成やデータ分析など幅広い業務を効率化できます。
まずはコストの低いClaude ProでOpusを試し、文章生成や分析用途での活用から始めてみましょう。コーディング作業の自動化が必要になった段階でCodexを導入すると、コストを抑えつつ作業効率化が可能です。

