
- Viduはアニメ風やリアル風など、複数のスタイルに対応した動画生成AI
- 複数キャラクターが登場する動画でも、一貫性のあるクオリティを実現
- 最大16秒の動画生成が可能
今話題のViduという動画生成AIをご存知でしょうか? このViduは中国発の動画生成AIで、あのOpenAIのSoraよりも高性能なのではないかということで注目を集めています。
今回は、そんなViduの使い方や料金プラン、商用利用の有無などについて解説します。実際にViduを使って出力した動画もご紹介しているので、ぜひ最後までお読みください!
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Viduとは

Viduとは、中国のIT企業である生数科技(Shengshu Technology)と清華大学が共同で開発した動画生成AIです。Vidu Studioという動画プラットフォーム上で利用できます。
U-ViT(Universal Vision Transformer)と呼ばれる独自の技術が用いるのが特徴。そのため、高品質な動画を生成することができます。
Viduは英語と中国語のみの表記となっていますが、直感的に操作ができるようなUIになっているため、翻訳機能を使えば誰でも簡単に利用できるように設計されています。
また、アニメ風やリアル風などスタイル変更も簡単にできるので、簡単に幅の広い動画を生成できると今話題になっている動画生成AIの1つです。
なお、SNSで話題になった動画生成AIついて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Viduに搭載されている4つの主要機能
Viduには、以下4つの機能が搭載されています。
- Text to Video(テキストから動画生成)
- Image to Video(画像からアニメーション生成)
- Reference to Video(複数画像から一貫性保持動画)
- AI音声ジェネレーター(AI効果音)
それぞれの機能詳細を解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
Text to Video(テキストから動画生成)

Text to Videoは、テキストから動画を生成する機能です。テキストプロンプトで動画のイメージを入力した後、モデルやスタイルを選んで動画を生成できます。
なお、スタイルはリアル・アニメの2種類から選択可能です。動画の長さは5秒、一度生成する動画数は1〜4の間で選べます。
Image to Video(画像から動画生成)

Image to Videoは、画像から動画を生成する機能です。アップロードした画像をもとに、AIが自然なモーションを加えて1つの動画にしてくれます。
また、任意でエンドフレームを追加することも可能。始まりと終わりのシーンを画像で指定できるので、より思い通りの動画が作りやすくなります。
Reference to Video(複数画像から動画を生成)

Reference to Videoは、複数画像をアップロードして、一貫性を保持した動画を生成する機能です。例えば、男性・女性・背景といった組み合わせで動画をアップロードすると、アップロードしたそれぞれの画像要素を動画に反映できます。
使い方は簡単で、画像をアップロードして、テキストプロンプトで具体的なシーンを説明するだけです。Viduで自分の思い通りの動画を生成したい方は、ぜひ活用してみてください。
AI音声ジェネレーター(AI効果音)

AI音声ジェネレーターは、AIで効果音を生成する機能です。2025年9月現在はベータ版として提供されており、10回までなら無料で使えます。
なお、AI効果音はテキストプロンプトから生成できます。最大10秒までの効果音を生成できるほか、それぞれの秒間で別の音を指定することも可能です。
Viduの特徴
Viduのおもな特徴を以下にまとめました。
- U-ViTと呼ばれる独自の技術を採用
- 最短10秒で動画を生成可能
- プロンプトへの高い理解力を搭載
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
U-ViTと呼ばれる独自の技術を採用
前述の通り、ViduはU-Vitと呼ばれる技術を用いて構築されています。
この、U-ViTを簡単に説明すると、大まかな画像から徐々に細部を書き足していく「拡散モデル」と、ChatGPTのベースにもなっている正確な文脈理解を可能にする「トランスフォーマーモデル」という2つのAIモデルを統合した技術で構築されています。
これにより、よりリアルでダイナミックな動画を生成することが可能となりました。
こちらのXのポストの動画は、Viduを使って生成されています。
内容的には、アニメのオープニングのような構成になっていますが、キャラクターやモンスターの表情のリアルさはもちろん、背景まで細かく描写されていたり、炎や煙、涙といったエフェクトも綺麗に表現れていたりと、Viduの特徴であるリアルでダイナミックな動画が生成されていることがわかります。
今回紹介した動画はアニメ風の描写になっていますが、Viduではリアル風なスタイルの動画も生成できるので、幅広い動画を生成できるのも特徴の1つと言えるでしょう。
最短10秒で動画を生成可能

Viduを使えば、最短10秒の高速動画生成が可能です。ふとしたアイデアをすぐに動画として形にできます。
そのため、Viduはこれまでの動画生成AIの常識を覆す存在といえます。
プロンプトへの高い理解力を搭載

Viduは、プロンプトへの高い理解力を備えているのが特徴です。プロンプトの意味を理解して、指示に忠実に従った高精度な動画を生成できます。
なお、英語より精度は落ちますが、日本語プロンプトにも対応しています。
アップデートによりVidu Q3が登場
Viduは大規模なアップデートを実施し「Vidu Q3」をリリースしました。ここではアップデート内容をご紹介します。
映像と音声を同時に生成する統合モデルへの進化
アップデートにより、Viduは映像と音声をモデル内部で同時に生成できるようになりました。テキストプロンプトを入力するだけで、動画映像に加えてナレーションや効果音、BGMまでを一括で出力できます。これにより、生成後に別ツールで音声を追加する工程が不要となり、音声付き動画の生成が簡単にできるようになりました。
生成可能な動画尺の拡張
動画の最大生成時間は16秒まで拡張されています。さらに、複数カットを含む構成や簡単なストーリー表現が可能となりました。従来よりも表現の幅が広がったことで、広告用素材やSNS向け動画など、実務的な利用が広がりそうです。
リップシンク精度と多言語音声対応の強化
音声生成においては、発話内容とキャラクターの口の動きを同期させるリップシンク機能が強化されました。日本語、英語、中国語など複数言語に対応しており、ナレーション付き動画やキャラクター表現における違和感の軽減が図られています。
カメラワークとショット構成の表現力向上
映像表現面では、カメラのパンやズームといった動きに加え、ショットの切り替えを含む構造的な動画生成が可能になりました。単一シーンの生成にとどまらず、映像全体の流れを意識した表現が行える点が特徴です。これにより、従来よりも映像演出の自由度が高まっています。
字幕・テキスト表示と高解像度出力への対応
動画内に表示される字幕やテキストについても、多言語かつ高精細に描画できるようになりました。出力解像度は1080pに対応しており、文字情報を含む動画でも視認性を保ったまま生成できます。
Viduの使い方
次に、Viduの使い方について説明します。
まずは、公式サイトへアクセスします。

アクセスすると上記の画面が表示されるため、右上にある「今すぐ試す」をクリック。

クリックしたらアカウント作成方法を行います。
ログインの方法は、Googleアカウントかメールアドレスの2種類になるので、好きな方を選択してください。
今回は、Googleアカウントを使って登録を進めていきますので、「Googleで続行」をクリックします。
次にViduで利用するGoogleアカウントをクリック。その後、利用規約の確認画面が表示されるため、「次に」ボタンを押して登録は完了です。

登録が完了して、上記のページに移動したらいよいよViduが利用できます。
Viduでできることは、下記の通りです。
- Image to Video:1枚の画像とテキストプロンプトから動画を生成
- Reference to Video:最大3枚の画像とテキストプロンプトから動画を生成
- Text to Video:テキストプロンプトのみで動画を生成
この生成方法に切り替える場合は、画面左上の赤枠から選択してください。
基本的に直感的に利用できるような仕組みになっているので難しいことはないですが、ツールの言語が英語と中国語しか選択できないため、適宜翻訳ツールを活用しながら利用するのが良いでしょう。
Vidu Q3を使ってみた!
実際に、アップデートされたVidu Q3を使ってみました。
今回は、節分で豆まきをする動画を作成してみます。
まず、元となる画像をChatGPTで生成します。

続いて、Viduを開き、「画像から動画」をクリックします。


「スタート」の部分にChatGPTで生成した画像をアップロードし、どんな動画を作りたいか入力します。

「作成する」をクリックすると、生成が始まります。
ここまで難しい操作は何もなく、直感的に使用できました。

そして約3分ほどで動画の生成が完了。

できた動画がこちらです。
子供達の声が入り、可愛らしい動画になりました。
どんな構成にするか、鬼がどんな動きするかなど、詳しく指示を出していませんが、プロンプトに合うように音声と動画が生成されることに驚きです。
今回は、簡単な動画の生成でしたが、プロンプトの工夫次第では、迫力のある動画が生成できそうです。2026年2月時点では、6回動画の生成が無料で試すことができますので、気になった方はぜひ試してみてください。
Viduの料金プラン
2026年2月時点では、無料のフリープランを含む4つのプランが展開されています。
それぞれの料金や機能の違いについては下記の通りです。
| プラン | 月額料金 | 月間クレジット | 動画生成時間 | 解像度 | 商用利用 | ウォーターマーク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フリー | 0ドル | ログインで付与 | 制限あり | 制限あり | 不可 | あり |
| スタンダード | 8ドル | 800 | 6〜8秒 | 720p / 1080p | 可 | なし |
| プレミアム | 28ドル | 4000 | 6〜8秒 | 720p / 1080p | 可 | なし |
| アルティメット | 79ドル | 8000 | 6〜8秒 | 720p / 1080p | 可 | なし |
| エンタープライズ | 1399ドル〜 | 契約内容による | 6〜8秒 | 720p / 1080p | 可 | なし |
表を見ていただければわかる通り、無料のフリープランと有料のその他プランでは、できることや透かしの有無などが大きく変わってきますが、有料の3つのプランを比較してみるとそこまで大きな違いはありません。
Viduの商用利用について
商用利用に関しては、無料のフリープランでは許可されていませんが、スタンダードプラン以上の有料プランでは商用利用が許可されています。
前述の通り、スタンダードプラン以上であれば、利用できる機能には大きく変わりはありません。
大きな違いといえば付与されるクレジット数だけなので、プロジェクトで利用する場合はプロジェクトの規模や動画を生成する頻度を事前に考えた上で、有料プランに加入することをお勧めします。
なお、OpenAIのSoraの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Viduの活用事例

Viduの活用事例を以下にまとめました。
- アニメキャラクターとハグやキスをする
- 短編アニメの制作
- 異なるアニメのキャラクターを共演させる
それぞれの活用事例を以下で詳しく解説していきます。
アニメキャラクターとハグやキスをする
Viduで話題になっている使い方として、アニメキャラクターとハグやキスをするというものがあります。
実際にやっている方がいたのでご紹介します。
それぞれ、アニメキャラクターとのハグやキスを実現させています。Viduでは画像入力による動画生成ができるため、自分の画像とアニメキャラクターの画像をそれぞれアップロードして実現している仕組みです。
もしお気に入りのキャラクターがいるのであれば、こっそり同様の使い方で楽しんでみてください。
短編アニメの制作
ViduとほかのAIツールを組み合わせれば、短編アニメの制作ができます。完成度の高い短編アニメを制作している方がいました。
こちらの投稿者は、SUNO AIやmidjourneyなどを使い、それぞれの得意分野ごとにそれぞれのAIツールで作業を分担しているようです。
ChatGPTでプロンプトまで作ってもらえば、自分で考えることがほとんどなくなるので、手間なくアニメ制作を進められます。
異なるアニメのキャラクターを共演させる
ViduのReference機能を使えば、異なるアニメのキャラクター同士を共演させられます。アニメキャラクターをマスタードラゴンに乗せている方がいたのでご紹介します。
やり方は簡単で、それぞれの画像をViduにアップロードして、どの画像のキャラクターをどのように配置するのかプロンプトで指示を与えるだけです。
既存のアニメを編集して自分なりに楽しみたい方は、ぜひ真似してみてください。
妖怪衆傑祭参加作品の制作
Viduと複数のAIツールを組み合わせ、ハイクオリティの妖怪作品を制作している方がいたのでご紹介します。
こちらの投稿者は、曲の作成にsuno、効果音の作成にFireFlyを使うなど、AIの力だけで妖怪衆傑祭用の動画作品を完成させています。
さらに、驚くべきことにこちらの作品は2日で出来上がったとのことです。動画作品を効率よく作成したい方は、ぜひViduを活用してみてください。
AIアニメコントの制作
Viduを使用して、AIアニメコントを制作している方がいたのでご紹介します。
こちらの投稿者は、Viduで動画を作成した後、Nano Bananaでアングルを調整したようです。Nano Bananaとは、Googleが開発した画像生成や編集モデルのことで、Gemini APIやGoogle AI Studioなどで利用できます。
通常Viduは8秒までの動画しか生成できませんが、他のツールと組み合わせて尺を伸ばすことで、よりストーリー性のある動画にできていますね!
Vidu Q3でアニメ動画生成
最後に、2026年2月のアップデート後に生成をした例をご紹介します。
こちらの投稿の動画は、1時間Vidu Q3を触っている間に作った動画だそうです。
通常の制作ですと、絵コンテや素材準備に2〜4時間程度、簡易的なアニメーション作業に2〜5時間ほどを要します。さらに、ナレーションやBGMなど音声関連の調整に1〜2時間、書き出しや微調整に30分〜1時間程度が必要です。つまり、短尺であっても制作には半日から1日以上かかると言えます。
このように考えると、1時間でこのアニメ動画が生成できることは革新的ですね。
Viduを利用する際の注意点
Viduを利用する際は、著作権の侵害や無料版の業務利用について注意が必要です。
具体的な注意点については、以下で詳しく解説していきます。
アップロードする画像の著作権には注意する
Viduは利用規約において、ユーザーが作成した動画の著作権はユーザーに帰属すると明示しています。
User Content. Vidu does not claim ownership of any content created, submitted, posted, or otherwise made available by you through the Services (“User Content”).
引用:Vidu
しかし、これはあくまでユーザーが著作権を含まない素材を使用したケースを前提としています。
著作権のある画像をアップロードして動画を生成した場合は、画像の著作権者から著作権侵害を主張される可能性があるので、利用する素材には十分配慮しましょう。
無料版は業務利用に向かない
Viduの無料版は、生成した動画にウォーターマークが表示され、商用利用も不可となっています。本格的な業務利用を前提としている場合は、Viduの無料プランでできることはほとんどありません。
そのため、無料版はあくまで機能のテストとして捉え、本格的に業務利用する際はスタンダード以上のプランを契約しましょう。
Viduに関するよくある質問
Viduに関するよくある質問をまとめました。
なお、生成AIの導入リスクについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

Viduを活用してみよう!
今回、実際にViduを使ってみましたが、本当に簡単に高品質な動画を生成できたことに驚きました。
無料プランでは、透かしが入ったり解像度をあげることができなかったりとさまざまな制限はありますが、生成される動画は基本的には変わらないため、無料でViduの性能を試すことができるのも嬉しいポイントです。
動画生成AIの利用用途はさまざまですが、Viduは高画質で高性能な動画を簡単に作りたいという方におすすめできる動画生成AIと言えるでしょう。
動画生成AIをお探しの方は無料プランでもいいので、試しにViduを使ってみてはいかがでしょうか。
最後に
いかがだったでしょうか?
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