開発効率が爆上がり!?Codexアプリとは?ブラウザ版との違いや使い方を徹底解説

押さえておきたいポイント
  • Codexアプリとは、AIコーディングエージェント「Codex」のアプリ版
  • MacOS向けに提供されており、期間限定で無料プランユーザーも利用可能
  • Windows向けアプリは近日中に公開予定

2026年2月3日、OpenAIがMacOS向けにCodexのアプリ版をリリースしました。

この発表を受けて、「ブラウザ版とは何が違う?」「どうやって使うの?」といった疑問が出てきた方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Codexアプリの概要や使い方、具体的な活用シーンなどをわかりやすく紹介します。最後までお読みいただくと、Codexアプリを使ってコーディング作業の大半を効率化できるようになるかもしれません。ぜひご覧ください!

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Codexアプリの概要

Codexアプリ
参考:https://openai.com/ja-JP/codex/

Codexアプリは、OpenAIのAIコーディングエージェント「Codex」のアプリ版です。AIコーディングエージェントを並行運用するための「デスクトップ版コマンドセンター」として機能します。

リリース初期はMacOS向けアプリしかありませんが、WindowsやLinux向けアプリも近日中に公開予定です。

また、Codexアプリのリリースに伴い、期間限定でChatGPTのFreeやGoプランユーザーでもCodexを利用できるようになっており、PlusProBusinessEnterpriseEduプランユーザーのレート制限は2倍に引き上げられています。

Codexアプリが登場した背景

Codexアプリの登場背景には、Codexの利用拡大により、単発のチャット支援ではなく複数エージェントを同時に動かして成果物をレビューしながら進める運用が求められるようになったことがあります。

OpenAIによると、12月中旬のGPT-5.2-Codexのリリース以降、Codexの全体的な利用量は倍増し、過去1ヶ月間で100万人以上の開発者が利用しているとのこと。

さらに、エンドツーエンド開発での活用が広がりタスク管理が複雑化する中、差分確認やレビューを前提にエージェントを指揮できる専用UIが必要になったこともアプリの登場理由として説明されています。

ブラウザ版との違い

ブラウザ版Codexは「チャットで指示して結果を見る」といった単発利用が中心なのに対し、アプリ版はエージェント活用が増えた前提で並行運用の機能を強化しています。

Codexアプリとブラウザ版の違いを簡単にまとめました。

  • 複数タスク・複数プロジェクトを快適に進められる
  • 差分レビュー→取り込みまでを一画面で整理できるようになった
  • 組み込みワークツリーにより、同一リポジトリでも競合を避けて進めやすい

これにより、タスクが増えても迷子にならず、エージェントを「単発の相談役」から「複数タスクを管理するコマンドセンター」へと活用しやすくなります

Windows版・Linux版アプリのリリース予定時期

リリース当初はMacOSでのみ利用できますが、Windows版やLinux版も近日中にリリース予定です。Windows・Linuxをお使いの方は、通知登録を済ませておくと、利用可能になった際に登録メールアドレス宛に連絡がきます。

参考:https://openai.com/ja-JP/form/codex-app/

なお、GPT-5-Codexについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

Codexアプリの仕組み

Codexアプリのエージェント基盤自体は、基本的にブラウザ版とほぼ同じです。

指示を受けたCodexエージェントが分離された実行環境でリポジトリを読み込み、ファイル編集やテスト/lintなどのコマンド実行を行い、結果を変更差分とログ根拠として提示します。

アプリ版がブラウザ版と異なるのは、複数タスク・複数プロジェクトを同時に回す運用を前提に設計されている点です。

参考:https://openai.com/ja-JP/codex/

プロジェクト別のスレッド管理や組み込みワークツリーで並行作業を整理できるため、差分レビューから取り込みまでをデスクトップ上で一元管理できます。

Codexアプリの特徴

Codexアプリは、エージェント運用を日常の開発フローに溶け込ませるため、入力・指示出し・自動化など体験面の強化が図られています。ここでは、仕組みや並行運用以外で押さえたい代表的な特徴を紹介します。

音声入力が可能

Codexアプリ 音声入力

CodexアプリはChatGPTに近いUIで、テキスト入力だけでなく音声入力にも対応します。手が離せない場面でも、要件整理や修正指示をそのまま話して投げられるため、思考の流れを止めにくいのが利点です。

特に、レビュー中に気づいた点を即座に口頭で追加指示できるので、細かな往復が多い作業ほど効いてきます。

仕事スタイルに合わせて性格を選べる

開発者の好みに合わせ、Codexアプリは「Friendly(フレンドリー)」「Pragmatic(実用的)」の2種類から性格を選べます。

能力は変えずにコミュニケーションのトーンだけを調整できるので、淡々と進めたい人・相談しながら進めたい人双方に合わせやすい設計です。

性格の変更は、「設定」から可能です。まずは右下のアカウント名の部分をクリックします。

Codexアプリ 性格

サイドバーの「Personalization」を選択し、Personalityのドロップダウンから性格を選択してください。

Codexアプリ 性格

「Custom instructions」に指示を追加すると、独自の性格にカスタマイズできます。

Skillsでコード生成の一歩先をいける

Skillsは、手順・リソース・スクリプトを束ねて、Codexがツール連携や定型ワークフローを再現性高く実行できる拡張機能です。情報収集・統合・文章作成など、「コードを書く」以外の仕事も、コードを使って進められます。

アプリにはSkillsを作成・管理する専用UIがあり、必要に応じて明示指定や自動利用が可能です。

また、作成したSkillsはアプリだけでなく、CLIやIDEでも利用できます。 スキルをリポジトリにチェックインして、チーム全体で利用することも可能です。

OpenAIが作成したSkillsはGitHubにて公開されています。

Automationsで繰り返し作業を委任できる

CodexアプリのAutomationsを使用すると、設定したスケジュールに沿ってAIエージェントが繰り返し作業を実行します。指示やSkillsをスケジュールで回し、Codexにバックグラウンド実行させる仕組みです。

完了後の成果はレビューキューに届くため、結果を確認して次の作業にスムーズに接続できます。OpenAIでは、バグのチェックといった反復的だが重要なタスクの処理にAutomationsを使用しているとのことです。

なお、その他の音声入力が可能な生成AIについては下記の記事を参考にしてください。

Codexアプリの安全性・制約

Codexアプリは常に安全性を確保できるように、セキュリティ対策を設計段階から組み込んでいます。基本は作業中のワークスペース内での読み書きに限定され、ネットワークアクセスが必要なコマンドやワークスペース外の編集は都度承認を求める仕組みです。

またWeb検索は、外部サイト由来のプロンプトインジェクション等のリスクを下げる意図で、既定ではライブ取得ではなくキャッシュされた検索結果を参照する方式を採用しています。

一方でこれらの制約は固定ではなく、Codex CLI同様にサンドボックスを設定してチームやプロジェクト要件に合わせられるのが特徴です。

必要なら特定コマンドを昇格権限で自動実行する運用も可能ですが、ネットワーク許可やフルアクセス化はリスクが上がるため慎重に判断しましょう。

Codexアプリの料金

プラン 月額備考
無料プラン無料期間限定でお試し利用可能
ChatGPT Plus20ドル通常のレート制限
※期間限定で2倍に緩和
ChatGPT Pro200ドル緩和されたレート制限
※期間限定で2倍に緩和
ChatGPT Business25〜30ドル通常のレート制限
※期間限定で2倍に緩和
ChatGPT Enterprise個別見積もり通常のレート制限
※期間限定で2倍に緩和
ChatGPT Go8ドル期間限定でお試し利用可能
ChatGPT Edu個別見積もり通常のレート制限
※期間限定で2倍に緩和
Codexアプリの料金表

Codexアプリの利用料は、ChatGPTの料金プランに含まれています。通常は有料プランでのみ利用できる機能ですが、アプリ版リリースと同時に無料版やGoプランユーザーにも期間限定で解放されています。

なお、Codexのレート制限について公式サイトに記述はありません。しかし、Codex CLIのプロダクトリードであるAlexander Embiricos氏のポストで、以下のレート制限が明らかになっています。

  • Plus・Businessプラン→5時間制限あたり30~150メッセージ
  • Proプラン→5時間制限あたり300~1,500メッセージ

今なら無料プランでもCodexアプリをお試し利用できるので、ぜひ使ってみてください。

Codexアプリのライセンス

利用用途可否備考
商用利用⭕Apache-2.0に基づき制限なし
改変⭕フォークやプラグイン開発も自由
配布⭕ソース/バイナリ配布可。ライセンス表示必須
私的利用⭕コントリビューター特許ライセンス付与
特許利用⭕制限なし
Codexアプリのライセンス

Codex自体はオープンソースで公開されており、商用利用・改変・再配布・特許利用まで広く認められています。ただし、再配布時はライセンス文面や著作権表示を保持し、改変した場合は変更点の明示が求められます。

また、Apache-2.0は商標利用を許諾するものではなく、無保証で提供される点にも注意が必要です。さらに、Codexアプリに同梱・参照されるSkillsはスキルごとにライセンスが設定されているので、各ディレクトリ内のLICENSE.txtで確認する必要があります。

Codexアプリの使い方

まずは、OpenAI公式サイトからCodexアプリをダウンロードします。

Windows版はまだリリースされていないため、通知登録を済ませて続報を待ちましょう。

Codexアプリ
参考:https://openai.com/ja-JP/codex/

ダウンロードが完了したらファイルを開き、CodexアプリをMacのアプリケーションフォルダに移動しましょう。

Codexアプリ アプリケーション

アプリケーションフォルダにあるCodexアプリを開くと、ログインを求められます。

Codexアプリ ログイン画面

基本的には、上のChatGPTアカウントでのログインを選択します。

使用するワークスペースも聞かれるので、任意のものを選びましょう。

Codexアプリ ログイン画面

ログイン完了後は、Codexアプリの操作に戻り、「Continue」を選択します。

Codexアプリ ログイン画面

Codexアプリで使用するプロジェクトの選択を求められるので、「add project」から選択しましょう。

Codexアプリ プロジェクト選択

何も作成していない場合でも、この時にフォルダを新規作成してプロジェクトに選択できます。

Codexアプリ 操作画面

プロジェクト選択後は、Codex アプリの操作画面が表示されます。慣れ親しんでいるChatGPTとUIが似ているのは嬉しいポイントですね!

Codexアプリの活用シーン

Codexアプリは、1つの作業を速くするだけでなく、開発中に同時発生しがちなタスクを並行で進めるのが得意です。ここでは実務で効果が出やすい活用シーンを3つ紹介します。

バグ修正と回帰テスト追加を並行

並行処理が得意なCodexアプリなら、片方のタスクで原因箇所の修正案を進めつつ、もう片方で失敗条件をテストに落とし込めます。バグ対応は「直す」だけでなく、再発防止の回帰テストを入れて初めて完了しますが、Codexアプリはこれらを同時並行で進められるのが強みです。

人は差分レビューに集中できるので、修正と担保を一度で揃えやすくなります。

Figmaのデザインを読み取りUI実装まで進める

Skillsを使えば、Figmaの文脈やアセット、スクリーンショットを取り込み、デザイン意図を踏まえたUIコード生成までを一気通貫で進められます。生成後は差分で崩れを確認し、必要な箇所だけ手直しする流れです。

デザイン実装は、余白・フォント・コンポーネント状態など細部の確認が多く、手戻りが起きやすい領域ですが、CodexアプリのSkillsを活用すれば手戻りを減らせます。

CI失敗の検出と要約

CodexアプリのAutomationsで定期的にCIの失敗を拾い、失敗したジョブ・直前の変更・疑わしい差分・次に試すべき対応案を要約させておくと、朝イチの確認作業の負担が軽くなります。人は「直す判断」に集中でき、復旧までのリードタイム短縮が可能です。

CIが落ちると、ログを追って原因を特定するだけで時間が溶けるので、AIエージェントが代行してくれるだけで多くの時間を節約できます。

なお、Codex CLIについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

Codexアプリを実際に使ってみた

今回のデモでは、同じ不具合に対して「バグ修正」と「回帰テスト追加」を別スレッドで並行して進めました。

題材として用意したのは、「数値の0(ゼロ)が未入力扱いになり、デフォルト値に置き換わってしまう」典型的なバグです。リポジトリ内では、src/zero_bug_demo/quantity.py に意図的に 0 をfalsy扱いしてしまう実装を置き、回帰テストは tests/test_quantity.py に「0は有効」「Noneはデフォルトに置換」といった期待値を明文化する形で追加しました。これにより、修正後に python -m pytest で全件通過する流れを再現できました。

まずはスレッドA(バグ修正)を作成し、対象ファイルと期待する挙動を伝えて修正タスクを開始します。

Codexアプリ デモ

次にスレッドB(回帰テスト追加)を立ち上げ、同じ不具合を再発させないためのテスト作成を依頼しました。この時点で、スレッドAは裏で修正作業を継続しており、2本のタスクが同時に進行しているのがアプリ版らしいポイントです。

Codexアプリ デモ

途中で想定外だったのが、Codex側の実行環境にpytestが入っておらずテスト実行ができないというエラーです。スレッドAでは「修正はできたがテストが回せない」という形で止まり、スレッドBも同様に「テストを追加したが実行結果を確認できない」状態になりました。

スレッドA(バグ修正)

Codexアプリ デモ

スレッドB(回帰テスト追加)

Codexアプリ デモ

ローカル環境にpytestを導入したうえで、あらためて両スレッドにテスト実行を依頼し、最後まで検証を通します。

Codexアプリ デモ
Codexアプリ デモ

結果として、スレッドAは修正後に全テスト通過を確認でき、スレッドBも追加した回帰テストを含めて成功ログが残せました

Codexアプリでコーディング業務を高速化しよう!

Codexアプリは、AIコーディングエージェントCodexをデスクトップ上で運用し、タスクの並行処理や差分レビューまでを一つの流れで進められる開発支援ツールです。

チャットの単発利用に比べて、修正と検証、再発防止のテスト追加などを同時に回しやすく、手戻りや待ち時間を減らせます。期間限定で無料プランでも利用できるので、まずは一度試してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

Codexアプリを開発フローに取り入れると作業を並行で進められるようになるので、レビューから検証までのリードタイム短縮が期待できます。一方で、自社の開発体制やセキュリティ要件に合わせた運用設計まで含めて最適化するには難しい場面もあるため、生成AIの導入実績があるパートナーと一緒に進めるのも有効です。

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