【無料あり】生成AI企画書作成ツールのおすすめ10選!実務レベルの資料を作る方法も徹底解説

押さえておきたいポイント
  • 生成AIは、企画書の文章作成やスライドの自動生成などで活用できる
  • 高精度な出力には、目的・対象読者・背景を明確にしたプロンプト設計が不可欠。
  • 実際に活用した企業では、資料作成のコスト削減・作業時間短縮・品質向上の成果が得られている。

昨今、生成AIを業務利用する企業が増えていますが、企画書を作成する時にも生成AIが活躍することをご存知でしょうか。企画書作成時に生成AIを活用することで、内容のブラッシュアップや作成スピードを格段に上げられるなど、さまざまなメリットを得られます。

今回は、生成AIを活用して企画書を作成する方法やおすすめのAIツールをご紹介します。生成AIで企画書を作成する際のテクニックについてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/

  1. 生成AIで企画書作成はどう変わる?
  2. 【無料あり】生成AI企画書作成ツールのおすすめ10選!
    1. Gemini|Googleサービスとの連携で企画書作成を効率化
    2. Gamma|文章からプレゼン資料を作成
    3. Microsoft Copilot|Office製品との連携で企画書の構成と資料化を効率化
    4. ChatGPT|企画書のたたき台作成と構成整理に役立つ汎用AI
    5. Canva AI|デザイン性の高い提案資料を作成
    6. Beautiful.ai|企画内容に合わせてスライドデザインを最適化
    7. Claude|長文整理と自然な文章で企画書をブラッシュアップ
    8. SmartSlide|営業提案につながる企画資料を作成
    9. SlidesAI|企画書の内容をもとにスライド作成を効率化
    10. Notion AI|アイデア整理から企画書の下書き作成まで支援
  3. 生成AI企画書作成ツールの選び方
    1. 文章生成型かスライド生成型か
    2. 日本語で使いやすいか
    3. 共同編集機能があるか
    4. セキュリティや管理機能は万全か
    5. 既存ツールと連携しやすいか
  4. 生成AI企画書作成ステップ
    1. ゴールとターゲットを定める
    2. プロンプトの設計
    3. 企画書の出力とブラッシュアップ
    4. 画像や図などを作成
  5. 生成AI企画書作成を実践
    1. 企画書をスライド資料にしてみた
  6. 生成AI企画書のメリット
    1. 企画書作成スピードの向上
    2. アイデア出し
    3. 資料のトーンやフォーマットの統一化
    4. 企画書のブラッシュアップ
  7. 生成AIで完成度の高い企画書を作成するコツ
    1. プロンプトを具体的に記載する
    2. 6W3Hで企画を具体的に整理する
    3. 企画書のテンプレートを活用する
  8. 活用事例|生成AI企画書で成果を出した企業
    1. 株式会社アドウェイズ
    2. 沢井製薬株式会社
    3. 日本テレビ
  9. 生成AIで企画書を作成する際によくある質問
    1. 生成AIで作成した企画書はそのまま使っても大丈夫ですか?
    2. 社内情報を生成AIに入力しても問題ありませんか?
    3. 生成AIが出力した情報の出典は確認したほうがよいですか?
    4. 生成AIで作成した企画書はどこまで修正すべきですか?
  10. 生成AIを活用して企画書作成を効率化
  11. 最後に

生成AIで企画書作成はどう変わる?

生成AI×企画書とは?

生成AIを活用した企画書作成は、単に文章を作るだけの段階から大きく進化しています。現在では、チャット型で構成案や本文を考えるだけでなく、スライドの自動生成・情報収集の補助・ファイル内容の要約や解析まで対応できるようになりました。企画書の内容をもとに提案書へ展開したり、営業資料やプレゼン資料向けに表現を調整したりする、実務寄りの使い方も広がっています。

従来であれば担当者の経験やスキルが必要で、1から手作業で企画書を作成しないといけません。そのため、人によって出来に差があったり、作成するまでに時間がかかったりしていました。

しかし、生成AIを活用することで企画書の作成スピードをあげることができるだけではなく、使い方によってはクオリティも上げることができます。

生成AIを営業で活用した事例について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。

【無料あり】生成AI企画書作成ツールのおすすめ10選!

スクロールできます
ツール名おすすめの用途
GeminiGoogle ドキュメントやGoogle スライドと連携しながら企画書を作成
Gamma文章をもとにプレゼン資料まで一気に作成する
Microsoft CopilotMicrosoft Officeと連携して企画書の構成作成から資料化まで進める
ChatGPT企画書のたたき台作成や構成整理から始める
Canva AIデザイン性の高い提案資料やプレゼン資料を作成
Beautiful.aiスライドの見た目やレイアウトを整えながら資料化する
Claude長文の整理や自然な文章表現で企画書をブラッシュアップする
SmartSlide営業提案につながる企画資料を作成
SlidesAI企画書の内容をもとにスライド作成を効率化
Notion AIアイデア整理から企画書の下書き作成まで一貫して進める
生成AI企画書作成ツールの比較表

生成AI企画書作成ツールは、それぞれ得意なことが異なるため、目的に合ったものを選ぶことが大切です。まずは各ツールの特徴とおすすめの用途を確認し、自社の企画書作成フローに合うものを見つけてみてください。

Gemini|Googleサービスとの連携で企画書作成を効率化

Gemini
参考:https://gemini.google.com/app?hl=ja
スクロールできます
項目内容
月額料金【Google One】
無料プラン:無料
Google AI Plus:1,200円
Google AI Pro:2,900円
Google AI Ultra:36,400円
【Google Workspace】
Starter:800円
Standard:1,600円
Plus:2,500円
エンタープライズ:要問い合わせ
強みGoogleサービスと連携して企画書作成を進められる
Geminiの早見表

Geminiは、Googleサービスとの連携を活かしながら企画書作成を進められる生成AIです。Googleドキュメント内で、企画書の下書き作成や文章の書き直しができ、構成案から本文作成までを一つの画面で進めやすくなっています。作成した企画書は、Googleスライドでそのままスライド資料にできるほか、Gemini in Google スライドで、新しくスライド資料を作ることもできます。

普段からGoogle Workspaceを使っている企業なら、企画書の作成からプレゼン資料化までを同じ環境内で効率よく進められるのが魅力です。

Gamma|文章からプレゼン資料を作成

Gamma
参考:https://gamma.app/ja
スクロールできます
項目内容
月額料金Free:無料
Plus:1,440円
Pro:2,500円
Ultra:13,274円
Team:2,950円/ユーザー
Business:5,900円/ユーザー
強み文章や構成案からプレゼン資料を作れる
Gammaの早見表
※料金は年額払いで記載

Gammaは、入力した文章や構成案をもとにプレゼン資料を作成できるツールです。企画書の内容をそのまま視覚的な資料へ落とし込みたい場合に向いています。デザインやレイアウトも自動で整えやすいため、資料作成にかかる手間を減らしたい方でも問題ありません。

企画書の要点を短時間でスライド化したい場面に適しています。

Microsoft Copilot|Office製品との連携で企画書の構成と資料化を効率化

Microsoft Copilot
参考:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot/organizations
スクロールできます
項目内容
月額料金【個人向け】
Microsoft 365 Personal:2,130円
Microsoft 365 Family:2,740円
Microsoft 365 Premium:3,200円

【一般法人向け】
Copilot Chat:無料(Microsoft 365に含まれる)
Microsoft 365 Business Standard and Microsoft 365 Copilot Business:3,298円
Microsoft 365 Business Standard(No Teams)and Microsoft 365 Copilot Business:2,982円
強みWord・Excel・PowerPointと連携して資料作成を進めやすい
Microsoft Copilotの早見表

Microsoft Copilotは、Word・Excel・PowerPointを組み合わせながら企画書や提案資料を作成できるツールです。Wordの内容をもとにPowerPointのスライドを自動生成したり、Excelの数値データをもとにグラフ付き資料を作成したりできるため、既存のOffice環境内で資料作成を効率化しやすくなります。

普段からMicrosoft 365を使っている場合は、導入や運用のハードルが比較的低い点も強みです。

ChatGPT|企画書のたたき台作成と構成整理に役立つ汎用AI

ChatGPT
参考:https://openai.com/ja-JP/
スクロールできます
項目内容
月額料金Free:無料
Go:8ドル
Plus:20ドル
Pro:200ドル
Business:25ドル
Enterprise:要問い合わせ
強み企画書のたたき台作成・構成整理・言い換えに使える
ChatGPTの早見表

ChatGPTは、企画書のたたき台作成や構成整理に役立つ汎用性の高い生成AIです。テーマや目的を入力することで、企画の方向性を整理したり、見出し案や本文の下書きを作成したりできます。使い方の自由度が高いため、企画書作成の初期段階から幅広く活用しやすいのも魅力です。

制限つきなら無料でも使えるため、まずはアイデアを形にしたいときに使いやすいツールといえます。

ChatGPTの無料版については下記で解説

Canva AI|デザイン性の高い提案資料を作成

Canva AI
参考:https://www.canva.com/ja_jp/ai-assistant/
スクロールできます
項目内容
月額料金Canva Free:無料
Canva プロ:1,180円
Canvaビジネス:1,880円
Canvaエンタープライズ:要問い合わせ
強みテンプレート・プレミアムAIツールでデザイン性の高い資料を作れる
Canva AIの早見表

Canva AIは、デザイン性の高い提案資料やプレゼン資料を作成しやすいツールです。テンプレートが豊富に用意されているため、デザインに自信がない方でも資料作成をスムーズに始められます。

特に、社外向けの提案資料やプレゼン資料を作るケースなど、見た目にこだわった資料を作りたい場合におすすめです。

Beautiful.ai|企画内容に合わせてスライドデザインを最適化

Beautiful.ai
参考:https://www.beautiful.ai/
スクロールできます
項目内容
月額料金Pro:12ドル
Team:40ドル
Enterprise:要問い合わせ
Single presentation:45ドル
※無料トライアルあり
強みSmart Slidesでレイアウト調整を自動化できる
Beautiful.aiの早見表

Beautiful.aiは、企画書や提案内容をもとに、見やすいスライド資料へ落とし込みやすいAIプレゼン作成ツールです。Smart Slides機能で内容に合わせてレイアウトや余白を自動調整できるほか、文章の書き直しや要約、画像生成にも対応しています。

提案書・事業計画・戦略資料・レポートなど、幅広い用途のテンプレートが用意されているので、企画書だけでなく、資料作成全般を効率化したい企業におすすめです。

Claude|長文整理と自然な文章で企画書をブラッシュアップ

Claude
参考:https://claude.ai/new
スクロールできます
項目内容
月額料金Free:無料
Pro:17ドル
Max:100ドル・200ドル
Team:20ドル・1000ドル
Enterprise:要問い合わせ
強み長文整理と自然な文章表現に強い
Claudeの早見表
※料金は年払いを記載

Claudeは、長文整理や自然な文章表現を得意とする生成AIです。情報量が多い企画書でも、内容を整理しながら読みやすい文章へ整えられます。

特に、企画書全体の流れを見直したいときや、各見出しの説明が冗長になっていないか確認したいときに活用しやすいです。要点を保ったまま文章を自然に言い換えたり、説得力が伝わる表現へ整えたい場面にも向いています。

SmartSlide|営業提案につながる企画資料を作成

SmartSlide
参考:https://smartslide.jp/
スクロールできます
項目内容
月額料金要問い合わせ(57,800円〜)
強み営業提案につながる企画資料を作りやすい
SmartSlideの早見表

SmartSlideは、営業提案につながる企画資料を作成するツールです。単に資料を自動生成するだけでなく、最新のプロダクト資料や過去の提案資料を一元管理し、必要な情報を探しながら提案内容に反映しやすい仕組みが整えられています。営業現場で使われた資料や成果につながった資料を可視化し、チーム内で再活用しやすくできるため、属人化しやすい提案ノウハウを共有したい場面にも向いています。

PowerPointでの既存運用を活かせる点も特徴で、企画書をもとに説得力のある提案資料を作りたい企業におすすめです。

SlidesAI|企画書の内容をもとにスライド作成を効率化

SlidesAI
参考:https://www.slidesai.io/ja
スクロールできます
項目内容
月額料金【個人向け】
基本:無料
プロ:1,596円
プレミアム:3,192円
【法人向け】
要問い合わせ
強み企画書の文章をもとにスライド化しやすい
SlidesAIの早見表

SlidesAIは、企画書の内容をもとにスライド作成を効率化できるツールです。文章ベースでまとめた内容をプレゼン資料に展開したいときに使いやすく、資料化の手間を減らせます。テキストやトピックを入力すると、生成AIが構成を整理しながらスライドのたたき台を作成してくれるため、企画書をもとに短時間で資料化したい場面に向いています。

GoogleスライドやPowerPointでの資料作成を効率化したい方にもおすすめです。

Notion AI|アイデア整理から企画書の下書き作成まで支援

Notion AI
参考:https://www.notion.com/ja/help/guides/category/ai
スクロールできます
項目内容
月額料金フリー:無料
プラス:1,650円
ビジネス:3,150円
エンタープライズ:要問い合わせ
強みNotion内のメモ・議事録・既存ページをもとに整理しやすい
Notion AIの早見表

Notion AIは、アイデア整理から企画書の下書き作成まで一貫して進めやすいツールです。企画の方向性を整理しながら、必要な情報や論点をまとめていく作業に活用できます。Notion上のメモや議事録、既存ページをもとに要点を整理しながら下書きを作りやすく、情報が点在している状態でも企画の骨子をまとめやすいのが強みです。

さらに、Notion AIのエンタープライズサーチでは、Notionワークスペースに加えてGoogleドライブやSlack、Jiraなどの接続済みアプリも横断して検索できるため、関連情報を集めながら企画書の精度を高めたい場面にも向いています。

生成AI企画書作成ツールの選び方

生成AI企画書作成ツールは、それぞれ得意な役割が異なるため、料金や知名度だけで選ぶのはおすすめしません。

まずは文章生成型かスライド生成型かを見極めたうえで、日本語の使いやすさ・共同編集機能・セキュリティ・既存ツールとの連携もあわせて確認することが大切です。

文章生成型かスライド生成型か

生成AI企画書作成ツールを選ぶときは、まず文章生成型かスライド生成型かを確認しましょう。本記事で紹介しているツールがどちらに対応しているか、以下にまとめました。

種類ツール
文章生成型Gemini、ChatGP、Claude、Notion AI
スライド生成型Gamma、Microsoft Copilot、Canva AI、Beautiful.ai、SmartSlide、SlidesAI
生成AI企画書作成ツールの分類

文章生成型は、企画の方向性整理・構成案の作成・本文のたたき台作成に向いており、企画書をゼロから組み立てたい場合に役立ちます。一方、スライド生成型は、文章や構成案をもとに資料化まで進めやすく、提案書やプレゼン資料までまとめて作りたい場合に向いています。

なかには、文章作成からスライド化まで幅広く対応できるツールや、テンプレート・デザイン機能が充実しているツールもあるため、自社の企画書作成フローに合うタイプを選ぶことが重要です。

日本語で使いやすいか

生成AI企画書作成ツールは、日本語でストレスなく使えるかも確認しておきたいポイントです。企画書は細かな言い回しや言葉のニュアンスが重要になりやすいため、日本語UIに対応しているかだけでなく、日本語での入力や編集がしやすいかも見ておく必要があります。

日本語で使いやすいツール
  • Gemini 
  • Gamma 
  • Microsoft Copilot 
  • ChatGPT 
  • Canva AI 
  • Claude 
  • SmartSlide 
  • SlidesAI 
  • Notion AI

特に、社内での導入を考える場合は、操作画面やヘルプも含めて日本語で扱いやすいツールのほうが定着しやすいです。

共同編集機能があるか

生成AI企画書作成ツールを選ぶときは、共同編集機能があるかも確認しておきたいポイントです。企画書は一人で完結するとは限らず、上司や営業担当、デザイナーなど複数人で確認しながら仕上げるケースも多いため、共有やコメント、編集権限の管理がしやすいツールのほうが実務で使いやすくなります。

共同編集機能があるツール
  • Gemini(Googleの各サービス含む)
  • Microsoft Copilot(Office製品含む)
  • Gamma
  • Canva AI
  • Beautiful.ai
  • Notion AI

特に、Google WorkspaceやMicrosoft 365のように、共同編集に強い環境と連携できるツールは、既存フローに組み込みやすいです。

セキュリティや管理機能は万全か

生成AI企画書作成ツールを導入する際は、セキュリティや管理機能も必ず確認しておきましょう。企画書には新規施策や営業戦略、社内の数値情報など機密性の高い内容が含まれることも多いため、安心して業務利用できる環境かどうかは重要です。

特に法人利用では、アクセス権限の細かな設定、監査ログ、データ保護、管理者向けの統制機能があるツールのほうが導入しやすくなります。

セキュリティや管理機能が充実しているツール
  • Gemini(Gemini for Google Workspace)
  • Microsoft Copilot
  • ChatGPT(Business・Enterprise)
  • Notion AI
  • Canva AI
  • SmartSlide

既存ツールと連携しやすいか

企画書作成を生成AIツールで効率化したいなら、既存ツールと連携しやすいかも重要な比較軸です。すでに使っているドキュメント作成ツールやストレージ、コミュニケーションツールとつなげられるほど、情報収集から下書き作成、資料化までをスムーズに進めやすくなります。

連携先の例
  • Gemini|Google Workspace
  • Microsoft Copilot|Microsoft Office
  • Gamma|Google Drive・Google スライド
  • Notion AI|Google Drive・Slack・Jira
  • SlidesAI|Google スライド
  • Beautiful.ai|Slack
  • Canva AI|Google Drive・Dropbox・OneDrive
  • SmartSlide|PowerPoint

特に、Google WorkspaceやMicrosoft Officeのように日常業務で使われやすい環境と連携できるツールは、導入後も定着しやすいです。

なお、プレゼン資料を作成できるおすすめの生成AIツールが知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

生成AI企画書作成ステップ

生成AI企画書作成ステップ

生成AIを活用すれば、効率よくクオリティの高い企画書を作成できます。生成する際は正しいステップを踏むことで、精度を更に高めることが可能です。ここでは、実務に役立つ企画書の作成方法をステップごとに紹介します。

STEP

ゴールとターゲットを定める

まずは「この企画書で何を達成したいのか」「誰に向けて書くのか」を明確にすることが大切です。

例えば、「部長に新規サービスの導入を提案する」「経営層に予算を承認してもらう」など、目的と読み手を具体的に設定しましょう。目的が明確になることで、生成AIは内容に沿った精度の高い企画書を出力できるようになります。

STEP

プロンプトの設計

ステップ①でゴールとターゲットを明確に定めたら、次に生成AIに入力するプロンプトを設計していきます。

この作業はとても重要で、プロンプトを曖昧にしてしまうと求めているような出力ができないため、プロンプト設計は念入りに行いましょう。

例えば、「中期経営計画の一環として、売上10%増を目指す新商品企画を、部長向けに提案する企画書を作成して」など、明確な目標値や誰に向けて提案する資料なのかなど、細かく指定することでより高精度な企画書を作成できるようになります。

また、プロンプト設計と同時に必要なデータや参考資料などがある場合はこのタイミングで準備し、プロンプトに〇〇の資料を参考にして情報を組み込む必要があります。

STEP

企画書の出力とブラッシュアップ

プロンプト設計が完了したら次は出力を行います。一番初めに出力された企画書は精度が低い可能性があるため、出力された内容を全て確認し、必要に応じて修正を行っていきます。

また、足りない情報があったり、もう少し深掘りしたい部分がある場合は、追加で「〇〇の部分をより詳しく出力して」「〇〇の情報を追加して」など細かくプロンプトを入力することで希望通りの情報を追加できます。

しかし、生成AIはハルシネーションを起こす可能性があるため、出力された内容は必ず人の目で確認を行いましょう。

STEP

画像や図などを作成

企画書の内容が固まったら最後に画像や図を作成し、視覚的に見やすい企画書を作っていきます。

利用する生成AIによっては、生成した内容に沿った画像を生成できるので、「〇〇の部分を図説してください」「〇〇の画像を生成してください」などのプロンプトを入力して、テキストのみの企画書ではなく、画像を用いたわかりやすい企画書を作ることができます。

生成AI企画書作成を実践

前述のステップの通り、実際に生成AIを使って企画書作成をしてみましょう。今回は、ChatGPTを使用しました。

まずはステップ①として「部長に新規サービスの導入を提案する」ことをゴールとして設定。ステップ②のとおりに「中期経営計画の一環として、売上10%増を目指す新商品企画を、部長向けに提案する企画書を作成して」と入力し、右下にある上矢印を押します。

このように企画書が出力されました。ステップ③を参考にし、更に細かくプロンプトを入力して精度を上げていきます。今回は、「新商品のコンセプトの部分をより詳しく出力して」と入れてみましょう。

このように、より詳細な改訂版が出力されました。こうして指示を重ねていくことで、完成度の高い企画書を作ることができます。

出力された内容をもっとわかりやすくするために、ステップ④にあるように画像や表を作成しましょう。ChatGPTに「コンセプト全体構造図を図説して」と指示します。

このようにコードで図説が出力されました。これを画像として生成し、企画書に貼り付けられるようにします。「コンセプト全体構造図を画像にして」と追加でプロンプトを入力しましょう。

画像が完成しました。文章だけでは伝わりにくい内容も、画像を挿入するだけで企画書がずっとわかりやすくなります。

以上のステップを押さえておくと、さまざまな企画書のパターンに応用できるので、ぜひ実際に試してみてください。

企画書をスライド資料にしてみた

作成した企画書はスライド生成AIを使うことで、スライド資料にも展開できます。今回は、ChatGPTで作成した企画書をGammaに入力して、スライド資料を作ってみます。

Gamma スライド作成

Gammaが企画書の内容をもとに、見出しや本文を整理しながらスライド資料の形に変換してくれます。ゼロからPowerPointを作るよりも、短時間でたたき台を作れました

Gamma スライド作成

このように、ChatGPTで企画書を作成し、必要に応じて図解も加えたうえでGammaに展開すれば、企画書とスライド資料を効率よく作成できます。

今回作成したスライドの詳細はこちら

生成AI企画書のメリット

生成AIを活用した企画書作成には、作成スピードの向上やアイデア出しの効率化など、さまざまなメリットがあります。以下では、企画書作成時に生成AIを活用するメリットについて詳しくご紹介します。

企画書作成スピードの向上

前述した通り、従来であれば企画書の作成は1から手作業で行う必要があるため時間がかかってしまいます。しかし、生成AIを活用すれば必要な情報や適したプロンプトを入力するだけで瞬時に企画書を作成することが可能です。

例えば、新規事業のための企画書をすぐに作らないといけないというシーンでも、構成案や文章の草案を瞬時に生成できるため、通常であれば数時間かかる作業を数分に短縮できます。

また、複数パターンを同時に比較・検討できるので、より精度の高い企画書を作成可能です。

アイデア出し

企画書を作成する際に、アイデアが出ない……という場合もあるでしょう。

そんな時に、生成AIを活用することで新たな視点からアイデア出しをすることができるため、今までにない発想の企画出しを行える可能性があります。

「この企画のターゲットを広げるには?」「新たな収益モデルは?」といった問いに対して、さまざまな切り口で企画を提案してくれるため、アイデア出しに行き詰まった時でも効果的に活用することができるでしょう。

資料のトーンやフォーマットの統一化

プロジェクトや納期次第では企画書を複数人で作成することもありますが、複数人で1つの企画書を作成すると、トーンやフォーマットに違いが出てくる場合もあります。

そんな時でも、生成AIを活用すればプロンプトによって文体や構成を統一できます。

また、経営会議用や営業用など用途に応じたフォーマットにも柔軟に対応可能なため、複数の資料をまとめたい時や別のフォーマットに変更したい時にも役に立ちます。

企画書のブラッシュアップ

作成した企画書を生成AIにアップロードすることで、さまざまな角度から修正案を提案してくれるため簡単にブラッシュアップをすることが可能です。

例えば、新規事業立ち上げの企画書を作成した場合、作成した企画書を生成AIにアップロードし、「実現可能か?」や「立ち上げ予算は妥当か?」などのプロンプトを入力することで、さまざまな角度から検討を行い、回答してくれます。

これにより、より具体的かつ精度の高い企画書を作成することができるでしょう。

生成AIで完成度の高い企画書を作成するコツ

生成AIは便利なツールですが、使い方を誤ると内容が正確に伝わらなかったり、意図とズレた出力になったりといった失敗につながります。ここでは、生成AIで完成度の高い企画書を作成するコツを解説します。

プロンプトを具体的に記載する

生成AIに企画書を書かせる際に「売上を伸ばしたい」「事業を拡大したい」といった抽象的な指示だけでは、出力される内容もぼんやりとしたものになります。

生成AIはあくまで指示された内容に忠実に従う存在なので、読み手や目的、背景など想定している成果まで明示することが重要です。

例えば「役員向けの中期経営戦略資料として、AI導入による業務効率改善を説明したい」といったようなプロンプトであれば、具体的で精度の高い出力結果を得られやすくなるでしょう。

6W3Hで企画を具体的に整理する

生成AIで企画書を作成する際は、プロンプトを具体的にするだけでなく、企画そのものを整理してから入力することも重要です。以下のような6W3Hで整理すると、企画の抜け漏れを減らしながら内容を具体化しやすくなります。

スクロールできます
項目整理する内容
What(何を)どのような企画を提案するのかを明確にする
Why(なぜ)企画を実施する背景や目的を整理する
Who(誰が)企画の担当者や中心となる関係者を明確にする
Whom(誰と)協力する部署やパートナーを整理する
Where(どこで)展開する市場や対象エリアを明確にする
When(いつ)提案時期や実施時期、スケジュール感を整理する
How(どうやって)実現に向けた方法や進め方を具体化する
How much(いくらで)必要な予算や想定コストを整理する
How many(どれだけ)売上目標や想定規模などの数値を明確にする
生成AIで企画書を作成する際の6W3H

今回は実践パートでも共有した「中期経営計画の一環として、売上10%増を目指す新商品企画を、部長向けに提案する企画書を作成する」を6W3Hで整理してみました。

ChatGPT 6W3H 

以下のように、各要素ごとに細かく整理してくれます。

ChatGPT 6W3H 

最終的には、以下のように一覧表にまとめてくれました。

ChatGPT 6W3H 

企画書のアイデアそのものがまとまっていない場合は、ぜひ6W3Hを試してみてください。

企画書のテンプレートを活用する

生成AIで企画書を作成する際は、ゼロから構成を考えるのではなく、あらかじめテンプレートを活用するのも有効です。企画書には、企画概要やスケジュールといった定番の項目があるため、基本構成を決めておくことで、生成AIにも指示を出しやすくなります。

企画書でおすすめのテンプレート

企画書の種類次第で記載すべき項目が異なるので、迷ったらテンプレートを活用して参考にするのがおすすめです。

活用事例|生成AI企画書で成果を出した企業

最後に実際に生成AIを活用して企画書を作成して成果を出した企業の活用事例をご紹介します。

株式会社アドウェイズ

各種広告事業やメディア開発事業等を行っている株式会社アドウェイズでは、社内で組織横断のプロジェクトが複数あり、社内に点在するノウハウやナレッジを資料化する必要がありました。

しかし、手作業で資料化するには時間がかかったり、作成担当者が違うことによってまとめ方やトーン&マナー(トンマナ)などが揃わず見づらいといったことも少なくありませんでした。

そこで、AIツールを導入したところ、資料作成スピードを向上させることに成功しただけではなく、どの担当者が作成してもトンマナも合わせることができるようになったため、効率的に資料作成の精度をあげることができました。

沢井製薬株式会社

ジェネリック医薬品のリーディングカンパニーである沢井製薬株式会社では、医療関係者への情報提供の一環としてWebセミナーの企画・運営を行っており、行われたセミナーの内容を要約して冊子化したものを取引先に提供するという活動を行っています。

しかし、セミナーの内容にはトレンドがあるためできるだけ早く冊子化する必要がありますが、従来の方法ではどうしても完成まで1〜2ヶ月ほどの時間がかかっていました。

そこでAIツールを導入したところ、1〜2ヶ月かかっていたセミナーの要約作業が、1日でできるようになり、要約した内容をもとに資料を作成することができるようになったため、リアルタイムの情報を取引先に提供できるようになりました。

日本テレビ

日本テレビでは、朝の情報番組「ZIP!」内のコーナー「?よミトく!」で、生成AIエージェントを活用しています。AIエージェントには、総合演出の判断軸やディレクターの個性といった社内知見に加え、Google検索結果などの外部情報も統合されており、ネタ探し・企画提案・企画書作成・見せ方の提案まで担っているのが特徴です。

従来は、ディレクターがネタ探しから提案、企画書作成、VTRや原稿作成まで幅広い工程を担当していました。そのため、企画決定までに時間がかかりやすく、制作負担が大きいことが課題だったとのことです。そこでAIエージェントを導入したことで、ネタ探しや提案、企画書作成、見せ方の検討をAIが担えるようになり、企画決定までのプロセスを大幅に短縮できるようになりました。その結果、ディレクターはそれ以外の業務に専念しやすくなり、番組制作全体の効率化につながっています。

なお、生成AIを活用して業務効率化とコスト削減させた事例について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。

生成AIで企画書を作成する際によくある質問

生成AIで作成した企画書はそのまま使っても大丈夫ですか?

いいえ、生成AIが出力した内容はそのまま使わず、必ず事実確認を行うことが大切です。特に数値データ・市場情報・他社情報などは誤りが含まれる可能性があるため、社内資料や公式情報で裏取りしたうえで企画書に反映しましょう。

社内情報を生成AIに入力しても問題ありませんか?

企画書作成で生成AIを使う場合は、社外秘の情報や未公開の数値、顧客情報などの取り扱いに注意が必要です。利用するツールのセキュリティ方針や学習ポリシーを確認したうえで、必要に応じて匿名化・要約化して入力するようにしましょう。

生成AIが出力した情報の出典は確認したほうがよいですか?

はい、特に市場調査・業界動向・制度・法令などを含む企画書では、出典確認が欠かせません。引用や参考にした情報がある場合は、元の資料や公式サイトを確認し、必要に応じて出典を明記することで企画書の信頼性を高めやすくなります。

生成AIで作成した企画書はどこまで修正すべきですか?

生成AIは企画書のたたき台作成には便利ですが、そのままでは表現の甘さや自社に合わない内容が残ることがあります。提出前には、目的に合った内容になっているか、数値や事実に誤りがないか、自社のトンマナに合っているかを確認して整えることが大切です。

生成AIを活用して企画書作成を効率化

今回ご紹介した通り、生成AIを活用すればスピーディーかつ精度の高い企画書や提案資料を作成できます。

もちろん、曖昧なプロンプトでは、求めるクオリティの企画書を生成することはできません。しかし、プロンプトの入力方法を学ぶことで、より精度の高い企画書を作成できるようになります。生成AIの性能も日々向上しているため、いつかは手直しのいらない完璧な企画書を作れる日が来るかもしれません。

WEELが“失敗しないAI導入”を伴走します。

最後に

いかがだったでしょうか?

営業資料や企画書に生成AIを活用し、作成時間の短縮・表現の統一・成約率アップを実現した企業が続々と成果を上げています。

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント

などの開発実績がございます。

生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
➡株式会社WEELのサービスを詳しく見る。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

生成AIを社内で活用していきたい方へ
無料相談

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

セミナー内容や料金については、ご相談ください。

また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

tamura

監修者田村 洋樹

株式会社WEELの代表取締役として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。

これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。

タイトルとURLをコピーしました